先週だったか、
先々週だったか、
車内でNHKラジオ子ども科学電話相談を流していたら、
「馬の心房細動にはAEDは使えないのか?」とかいう意味合いの質問が耳に飛び込んできました。
ヒトの心房細動とかAEDとかのほうには、
何となく関わりがある「患者家族(自称)」なので、
種族は違えど、別の種の心臓と言う意味では興味があったので、
後日聞き逃しを探して聞いたところ、
ということだそうで。
動物に関する質問担当の小菅正夫先生の解説を聞いて、持った感想が…
・ヒトの心臓は握り拳大というコンパクトなサイズで毎分5Lほどの血流を循環させてるなんて、ヒトの心臓ってかなりなハイパワーなポンプではないか!(馬の心臓は小学2年生男児の頭部くらいのサイズらしい、競馬ウマとして走るためには血流循環がものすごい量必要だろうし、馬の心臓はそのくらいの大きさがないと生物として成立しないんだろうな…。馬って心拍数どれくらいで、1分の血流はどれくらいなんだろう?…って、後でGoogleに尋ねました)
・AEDって動物用のものは…あまり聞かない…臨床例がたくさんあるからこそヒト用として使える医療機器なんだなあ。(ヒト用のAEDを中型犬に使用すると言う研究は見つけました。が、電極パッドを適切に貼るのが難しいらしい)ヒト用のAEDを開発して、市販化まで漕ぎ着けてくれた先人医療機器エンジニアの皆様のご尽力に感謝です。
・ってか、遺伝子改変したブタからの異種心臓移植の実施例が米国であったけど、ブタの心臓のサイズや構造、ポンプ出力機能はヒトとほぼ同等なのだろうか?ヒト用のAEDで除細動できるんですよね??
動物園専属の獣医さんって、
様々な動物を診なければならなくて、
種ごとの、個体ごとの生命機構の違いが
あまりにも差異が大きすぎるのに、すごいなあ…と
小菅先生の凄さを再確認しました。