何もかもが終わり。

むしろ、始まっていたのかどうかさえ判らない。

誰が判断をして、何が俺を裁けるのか。

今までの我慢、努力、夢、時間と金をかけた自分を今すぐ消したい。

死にはしない。
だが消えたい。

死ぬくらいなら前のように迷わず殺す。

見て見ない振りも時には罪なのだ。

好きになった方が負け。
好きになった理由を作った方が負け。

人間なんて脆いもの。

虚勢も、勢いも、その色に混じり馴染むモノ。

今、牙を戻さないと死ぬか舐められるか。

死ぬくらいなら、もう一回牙を剥く。

どうせ、一回底に着いた人間。

もう一回底まで墜ちて、牙を生やし、狙いを定めよう。

馬は孔雀の羽根を掴もうとする。



すぐ手の届く所に居るのに、



孔雀に触れるコトすら出来ない。



羽ばたく蒼は、



いつまでも蒼では無く、



混沌たる暗雲が陰ることもある。



光を探し、



今、正に飛翔する孔雀に、



誰が声をかけられようか。

孔雀は羽根を休め、



飛び立つのに必要な力を其処で溜めている。



馬は闇雲に大地を走り、



泥にまみれて、へたり込むと同時に、



孔雀の姿を発見した。



共に旅に出たい。



再び込み上げるその感情を、



想いのままにぶつけてみようと決心した。