元治1年9月20日、「箱館奉行小出秀実、露国領事ゴスカヴィッチ会し、北蝦夷地久春内に於て、交易の行はるるを詰る。其地の所属不明なるを理由として抗弁す。尋で秀実、状を具して樺太定境の急務及久春古丹・西富内に交易場を設け、露国の蚕食を牽制せんことを建議す」。