★慶應元年5月4日、「萩藩、故藩士大和国之助「直利」・同毛利登人「武」・同前田孫右衛門「利済」・同山田亦介「公章」・同宍戸左馬介「真澄」・同竹内正兵衛「勝愛」・同松島剛蔵「久誠」の後を再興す」。
★慶應元年5月16日「浪士坂本龍馬「直柔・元高知藩士」鹿児島を発す。尋で23日、太宰府に致り、明日、元権中納言三条実美等に謁す」。
★慶應元年5月21日、「鹿児島藩士大久保一蔵、藩地を発して上京の途に就く。「閏五月十日入京す。」幕府、仏国人ブレックマン「横浜在住」に牒し、軍艦製造解約に依り、委託金の清算返付を求む」。
★慶應元年5月23日、「萩藩士小田村素太郎「楫取素彦」・長府藩士時田少輔・熊野直助、各藩命を以て太宰府に到り、三条実美等に謁す。明日、素太郎、浪士坂本龍馬と会す」。
★慶應元年5月24日、「鹿児島藩士岩下佐次右衛門「方平」・浪士中岡慎太郎「道正・元高知藩士」・同土方楠左衛門「久元・同上」・福岡藩士大藤太郎・萩藩士泉源蔵等、京都に在りて大将軍江戸発途を聞き、相議して、鹿児島藩士西郷吉之助の上京を促さんと図る。
★慶應元年5月24日、「鹿児島藩士岩下佐次右衛門「方平」・浪士中岡慎太郎「道正・元高知藩士」・同土方楠左衛門「久元・同上」・福岡藩士大藤太郎・萩藩士泉源蔵等、京都に在りて大将軍江戸発途を聞き、相議して、鹿児島藩士西郷吉之助の上京を促さんと図る。
★慶應元年5月26日、「鹿児島藩士西郷吉之助、書を同黒田嘉右衛門「清綱」に寄せ、福岡・久留米二藩の内訌の情を報じ、二藩の藩論回復に尽力せんことを嘱す」。