LND7317 牛乳の放射能を測ってみる | 放射能の測り方

LND7317 牛乳の放射能を測ってみる

 梅雨真っ只中の関西ですが、今日は珍しくいい天気。


真夏かと思うような暑さでした。


季節は確実に夏に向かっているんですね。


こんな日には布団を干したくなるんですが


(めったに干さないけど)、


布団屋が教えてくれた話によれば、


天気が晴れていても雨の降った次の日は干してはいけないらしい。


地面の湿気を布団が吸ってしまうからだそうな。


それと布団をバンバン叩くのも、


中の綿をいためてしまうので軽く叩く程度でいいそうな。


それまでは知らずに両方やってしまってました。


打ち直しに出した布団の酷い有様を見せたら、


プロには分かってしまうようです。



 さて今日は測定が難しそうな、


ずっと気になっていた牛乳を測ってみることにします。


ネット でざっと調べたところ、


牛乳には100g当たり150mgのカリウムが含まれています。


栄養をバランスよく含んだカルシウム源でもあり、


育ち盛りの子供にとっても良い栄養食品でもあります。


まずは牛乳を計りとり、


マーブルコーティングで煮詰めていきます。


磁器の器は乾いた牛乳がくっついて、


後始末で懲りたのでマーブルコーティングを使います。


このマーブルコーティング、


目玉焼きなどのちょっとした料理を作るときに便利なんです。


鉄のフライパンみたいに、


くっ付いて黄身が破れて失敗した~


なんて苦労もなくきれいに仕上がります。


煮詰める料理も焦がさないで出来てしまいます。


あと軽くて扱いやすい。


牛乳もくっ付かずにあっという間に煮詰まっていきます。


そんなこんなで牛乳100%クッキーが出来ました!


台所はお菓子を焼いたような甘い匂いでいっぱいです。


これだけで食べてもおいしそうですよ。


おもむろに一口つまんで食べてみたいところですが、


ここはグッと我慢の子。


泣く泣くレンジに放り込んで、さらにパリパリにします。


あとはいつもの手順で、魚焼きコンロで炭にして、


小型電気炉で灰にしたら、牛乳試料の完成です。


使用計数管 LND7317
マイカ窓の厚さ 2mg/cm^2
比較試料 塩化カリウム
試料皿の形状材質 PP樹脂製内径25mm



種類部位 牛乳
入手場所 生協
入手年月日 2011/06/19
測定年月日 2001/06/23
新鮮重量 100g
灰化後重量 670mg
比較試料の計数値 4529カウント
試料の計数値 2713カウント
BG計数値 1259カウント
★比較試料真の計数率 109.9±2.54[cpm]
★試料真の計数率 48.47±2.1[cpm]
★新鮮分の放射能 45[Bq/Kg]



測定時間はそれぞれ30分としました。


放射能の測定β のサイトで放射能を計算します。


表の★印の部分が計算後の数字になります。


「放射能が検出されました」となりました。


一回コッキリの測定なのでなんともいえませんが、


新鮮分の放射能はそれっぽい数値になっているように見えます。


いい匂いの誘惑にさえ負けなければ、


牛乳も測れるようです(^o^)。



○今回使った道具たち

 マーブルコーティング
 アルミナるつぼ
 電気炉
 精密はかり
 誘惑に負けない心


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