LND7317 キャベツの放射能を測ってみる
カリウムを豊富に含む野菜って何だろうと思ってネットで調べてみたら、
パセリ、枝豆、しそ、ほうれん草、イモ類が上位に並んでいます。
きゅうりやトマトも豊富かと思いきや、
意外とそうでもなくてキャベツと同じくらい。
ニンジンのほうがまだ多くのカリウムを含んでいます。
そういうわけで、広告の安売りからカリウムの多そうな野菜をピックアップ、
と行きたいところなのですが…
今週はカリウムの多い野菜はありませんでした\(^o^)/ナンテコッタ。
仕方がないので、安かったキャベツを灰にしてみることにします。
キャベツのカリウムは、100g当たり200mg。
これまで測った中では一番少ない含有量です。
こんな微量のカリウムを本当に測れるのかと不安に思いつつ灰化に取り掛かります。
測定には普段は捨ててしまう上の2枚をよく水洗いして使いました。
ちょうどこれで70gになります。
そしてこれが測定結果です。
それぞれ30分の計測です。
使用計数管 | LND7317 |
マイカ窓の厚さ | 2mg/cm^2 |
比較試料 | 塩化カリウム |
試料皿の形状材質 | PP樹脂製内径25mm |
種類部位 | キャベツ 2枚(水洗後) |
入手場所 | 生協(兵庫県産) |
入手年月日 | 2011/06/16 |
測定年月日 | 2001/06/17 |
新鮮重量 | 70g |
灰化後重量 | 500mg |
比較試料の計数値 | 4410カウント |
試料の計数値 | 3105カウント |
BG計数値 | 1280カウント |
★比較試料真の計数率 | 104.33±2.51[cpm] |
★試料真の計数率 | 60.83±2.21[cpm] |
★新鮮分の放射能 | 62[Bq/Kg] |
計算フォームは「放射能が検出されました」になりました。
野菜に含まれるカリウムは微量なのですが、
灰化することにより放射能を測定することができるようです。
キャベツといえば、キャベツ太郎。
小さいころプールで遊んだ後に、
駄菓子屋さんで買って食べるキャベツ太郎は最高でした。
いまでもコンビニやスーパーで時々見かけます。
機会があればキャベツ太郎も測ってみよう。