soeks 平均リセットして突然高い値を出す現象
soeksを持って外出するときはいつも、
警報音だけをONにしますが、
高線量を検出したわけでもないのに、
警告音で知らせてくることがあります。
「何？ラジウムでも検出した？」
ソエックマ「ゴメン、違ってたｸﾏｰ」
困ったことにsoeksを使っていると、
こんなやり取りがよく起こりますよね。
突然0.33や0.46などの高い数値を表示して、
その後しれっと何事もなかったように振舞うアレです。
この現象が起きるのはどうも家のソエックマだけではないようで、
平均化バージョン対応のsoeks全般に見られるようです。
soeksのマニュアル によると、
最新の10秒間に平均の3倍を超える増加があると、
平均リセットが機能して大きな数値の変化に素早く対応します、
とあります。
どうやら突然の高い数値の原因はこの機能にあるようです。
120秒平均から一時的に10秒平均になって結果的に数値が高くなります。
でも、たびたびこの現象に出くわしてしまうと、
ひょっとして壊れてるんじゃ？
はたまたノイズのようなものを連続で検出してるのでは？
などと考えてしまいます。
そういうわけで今回はsoeksの連続検知からの突然のリセットについて考えてみます。
soeksが放射線を検知する事象はランダムに起こるので、
およそポワソン分布で表すことができます。
そこで理論値と測定値を比較して、
平均の3倍を超えるような連続カウントが異常な確率で起こっているならば、
理論値と隔たりができるのではと考えました。
soeksがリセットを起こすには、一定の法則があるようです。
たとえば、表示値0.11以下のときに最新の10秒間で8カウントあった場合、
リセットされると0.33と表示されます。
0.15以下で11カウントあったなら0.46、
0.18以下で13カウントあったなら0.54、
という具合に、説明書の通り必ず現在の値の3倍以上の数値になります。
それを確認できるのが画面上部のちっちゃなグラフです。
ここには3秒間隔で過去の検出数が棒グラフにより表示されます。
これを数えて9秒間隔のカウント数と12秒間隔のカウント数を割り出して、
理論値と比較することにします。
10秒じゃないのはグラフが3秒更新のため10で割れないためです。
測定時間は1時間です。
そして結果平均は0.138μSv/h。
測定中に2回平均リセットがかかりました。
ポワソン確率分布グラフ縦軸は放射線を検出する確率を表し、
横軸は9秒間または12秒間にカウントする回数を表します。
9秒間に平均3回カウントする確率は0.224（青）で、
実際に起こったのは0.258（橙）でした。
その他数値結果も大体近似しているということになりました。
グラフを見ると、大きなカウントに偏っているようでもなさそうです。
そういうわけで、ソエックマのリセット設計は今のところ仕様
ということで気にせず使うことにしたのでした(^o^)/
SOEKS-01M 使い方２ 運用の前にしておきたいこと
SOEKSの説明書 を詳しく読んで大体内容は把握したところで、
早速使ってみたいところですが、ちょっと待ってください。
SOEKSを運用する前に、是非しておきたいことがあります。
それは、ジップロックに入れることでもなく、
アルミの遮蔽板を作ることでもなく、
またジュラルミンケースに入れることでもなく、、
アニマルフェイスでデコることです！
ロシアの方もSOEKSが顔の形になるようにと、
SOEKSボタンの配置を考えてくれていることですから、
ここはアニマルデコをSOEKSに施さない手はないですよね。
市販のデコシールを買ってきて貼り付けてもいいのですが、
今回はSOEKSのボタンサイズに合うように作ることにします。
すでにデコされているソエラーの方もいらっしゃるようで、
こちらのサイト のデザインを参考にして作ることにします。
用意したもの
・プリンター（光沢フィルム印刷が出来るもの）
・よく切れるはさみ
あとはこのデコパターン画像
を光沢フィルム設定でプリントアウトして、
切り取ったらSOEKSに貼るだけです。
動物の顔パターンはたくさんあっても、選べるのは1つだけ。
悩んだ挙句ソエックマにすることにしました。
画竜点睛よろしく、いい感じになりました。(^o^)/
そういうわけで、ソエクスのデコの完成～。
