ぴよ茂 -piyosige- -9ページ目

紫外線

数日前、就職課から辞令が出されていた。

「今月末までに5社以上の就職先をピックアップし、履歴書等の提出書類を作成し提出せよ」

なるほど!了解!!………………頑張るぞ!!


………………………


と思いきや

21日、親戚の方々と会食

22日、元高校科学部恒例の焼肉パーティー

23日、友人Fくんの壮行会






出鼻から何も実行されていないのが悲しい………………



話は変わるが、最近イラク攻撃が激化する中、PCを操作しながら横でTVをつけていた。


そこでワイドショーが流れていたが、もっぱら話題はイラク情勢だ。俺はキーボードを操作しながら耳で聞いていた。



リポーター「バグダット市民が紫外線から身を守るため、郊外へ非難しています。」



カタカタカタカタ………………………



リポーター「我々取材陣も紫外線を避けるため、退避したいと思います。」



カタカタカタカタ………………………



キャスター「ありがとうございます。では、今回の紫外線について専門家の先生にお伺いしたいと思います。」



カタカタカタカタ………………………



………………








………………ってまて!さっきから何言ってるんだこいつら!?




俺はようやくTVに集中し始めた。







………………あ!












ああね!!









市街戦ね!

卒業

先日10日、俺とその学校の友人たちが卒業式を迎えた。


前日、俺は少し緊張していた。
同じクラスにいる以前から好きだった女の子に花束を渡そうと思うのだ。
そのコにはいろいろ助けてもらったりもしたので、お礼もかねて就職・卒業祝いという意味で渡そうと決めた。
そしてそのコに対し、可能ならば胸の内を伝えようと思っていた。


卒業式当日の朝、というより夜中。眠れずに2時に起きてしまった。
とりあえず、身支度を整える。
スーツにネクタイ、新調したピアス、ブレスチェーン、コンタクト、そしてカメラと花束とメッセージ。
完璧だ。ヒゲも剃った。
鼻毛も切った。
数年ぶりにハードジェルなども使ってみた。そして今日の運勢は………………






さそり座8位。











微妙





だがこんなものは信じてはいない。
第一、スーツで参加なのにラッキーアイテムが「はきなれたジーンズ」というのも信憑性の低さをうかがわせる。


そしてホテル日光福岡に突撃した。
久しぶりに顔を見る先生たちが出迎えてくれた。
やはり超早起きだったためか、知っている顔ぶれはおろか、人そのものが少ない。



ようやく、就職内定が早く県外へ就職していた友人2人に会った。とても久しぶりだ。



とても上手くやっていると思いきや、


安月給、長時間残業で苦しんだ挙句3ヶ月目にして給料を滞納されてそのままのため、自主退職に踏み切ったという。



こういう話を聞いて改めて、労働の厳しさを改めて感じた。
この話は例外中の例外かもしれないが………





式典が始まった。卒業証書授与を終え、校長や理事長の祝辞が始まる。
こんなことを言うのも申し訳ないが、




長くて退屈で分かりづらくてツラい。
そして眠い




そして前の重役席にて開式時から見覚えのある人物が座っていた。
その女性から名誉校長として祝辞が述べられた。
某報道番組でコメンテーターを勤める音楽評論家の湯川 れい子氏だ。
名前を聞いて初めて思い出すことができた。



うちの学校とこういうつながりがあるとは意外だ。
というより名誉校長という肩書きがなんか都合がよすぎる気がする。









なんちゃって校長と捕らていいのだろうか。







式も終盤に差し掛かり、ダンス&ミュージカルコースの女の子が謝辞を述べ始めた。
涙声ながらも、熱く力強いメッセージが続く。
ミュージカル等のイベントの並々ならぬエピソード、実らぬ努力に対する葛藤と苦悩。
友の励まし。
恩師の情熱。熱くかけがえのない達成感。
とても感動的なものだ。



我々CGクリエイターコースにはそういう熱いモノが足りなかったと思う。



このあと、卒業証書個別授与に続き、立食祝賀パーティーと続いた。証書はとても貴重なものであるはずなのに、結構あっさり手渡された。
とても盛り上がりに欠ける………



そして



ビールで乾杯!料理が勢ぞろい!!写真取りまくり!!!



まさに宴といったカンジだ。



このあたりで、春休み明けで久しぶりの面々がそろい始めた。



ほんの少し会えなかっただけなのに、この再開の喜びはたとえようがなかった。


友達もどこも変わりなく元気そうだ。
女の子たちはやはりお祝いの席ということもあり、カナリおしゃれにかわいく変身を遂げている。



中には


「それちょっと間違ってるだろ。」

といいたくなるような民族衣装やコスプレ衣装も見受けられた。
ものすごくイタい。

うちのクラスじゃなかっただけ幸いだ。


とりあえず、あのコに花束を渡すことにした。
いつのまにか帰られてしまうと、県外なので2度と合えなくなってしまうというのがシャレになってない。

1000人以上もの人間が大盛り上がりして騒がしいので、さほどムードは出ないが、緊張しながらもそのコを呼び止めた。


俺「N。卒業&就職おめでとう。向こうでも頑張ってね。」


N「うわ!ありがとう!!生まれて初めて花束とかもらったけん、嬉しい♪………やったぁ!」









釈然としない









単純に喜んでくれている。やはりコイツは女の子であってオンナではないみたいだ。


俺の深層心理は汲み取ってくれなかった。


このニブチンには強行突破で行くしかない。



作戦変更!



告白しよう!!









………………………









いや、やめよう









そんなもの生まれてこの方やったことないのに、それをアドリブで出来るわけがない。


この場は穏便に流れてしまった。だが、彼女のとても嬉しそうな表情を見れて俺もとても嬉しかった。



これでいいのかもしれない。



立食パーティーの中盤。みんな写真の撮り合いで盛り上がっている。とくに俺はデジカメということもあって、調子に乗ってガシガシ撮りまくっていた。



そして場内にアナウンスが響く。



「みなさ~ん。盛り上がっている最中ですが、このホールに次のご予約が迫ってますので、退場のほうをよろしくおねがいしま~~す♪」









をいまて!













まだみつせ鳥の唐揚げしかくってねぃよ!!




おなかぺこぺこだよ!!!!



悲痛な叫びもむなしく、とっさにゲッツしたバナナをくわえたまま会場を後にした。




やはりここであっさり帰宅というのも味気ないものなので、バナナをくわえたまま友人と10人ほどでボウリングをすることになった。


バナナをくわえたまま全部で3ゲームほどプレイした。
こういう風に学校のメンツとバナナをくわえたまま外で遊ぶのは初めてかもしれない。



ここでは賭けプレイからのジュースおごりあいの応酬に始まり、
バナナをくわえたままキメポーズ(キメネタ)の大盤振る舞いで場が盛り上がった。



ただひとつ



俺の3ゲーム目のスコア明細なのだが



7 / - |1 / 7|8 / -|9 / S|9 / -|9 / -|3 / 2|9 / -|9 / -|9 - -|Total 92



お気づきだろうか?






9本→ガーターが多すぎる



その1本が倒れずストライクにならないうえに、その1本が狙えずスペアにならなくて、涙を飲んでジュースをおごった。




切ないけどおもしろかった。




いや




おもしろかったけど、切ないという言い方が正しいかもしれない。





この後は時間がちょうどよかったために、追加2名の友人を迎えてバナナをくわえたまま居酒屋さんへ直行した。





ここからは、もう………





楽しすぎて言葉にならない









酒→→酒→→酒→酒→酒→酒→酒→酒→酒→酒→酒………………









気がつくとバナナをくわえたままビリヤード店にいた。








よかった。パンツははいているみたいだ。



しかもなぜか友人F氏とバナナをくわえたままビリヤードで賭け勝負をしていた。




しかもなぜか勝ってしまった。


とりあえず、身の危険を感じたので水をおごったもらった。ありがとう!Fくん♪



その後もダーツやらなにやらで盛り上がるも、俺だけが朝2時起きだったために、いささか居眠り気味だった。


とりあえず、カラオケ組に別れを告げ、解散組に加わり友人T氏宅に泊まった。



翌日、T氏、トシヲ氏は早朝出勤だったため、バナナをくわえたまま通勤路で別れを告げた。



この卒業式を境に永久就職浪人となった俺は一人のんきに、しかも朝っぱらからロースかつ重をもりもり食べて、帰宅、そして就寝した。









そして起床。





23時だった





コンタクトを外し忘れて目が痛い。騒ぎすぎてのどが痛い飲みすぎで下腹と頭が痛い。ボウリングで腕の筋と指が痛い。歩きっぱなしで脚が痛い。切なくて胸が痛い。









しかし、とても楽しかった。







明るく、おもしろく、前向きで、熱い仲間達が集まり、楽しく、しんどく、緩やかなようでめまぐるしい時間の中で、歩幅は違えど、夢を膨らまし、夢を見失わず、夢に燃えたかけがえのない2年間だった。



前述した祝辞のような感動的なドラマはいらない。何気ない1日1日が大切な思い出となったのだから。








………………………………







寂しいな………………

















そんなこんなで朝を迎えてしまった。



すると突然、携帯が鳴り始めた。








まさか!!!






俺は慌てて電話に出た。



「もしもし。教務のNです。先日はおつかれさん。エイティングの企業課題今日までだったよね?さっそく郵送するから学校に持ってきてね。じゃあね。
(カシャ♪………ツーツーツー………………)」









最近こればっか………………_| ̄|○







とりあえず、CD-Rを準備するため、バナナをくわえたまま電器店へ走った。








くどいようだが、脚が痛い

総評

おかげさまで今月13日に無事に学校の全過程が終了し、来月10日に卒業式を迎えることとなった。

思えば高校卒業後、大学へ入学し、1年で辞め、フリーター生活をしつつも妙なきっかけからこの専門学校へ入学し、そして卒業して就職浪人となる。







ぜんぜん成長してねぃな。俺。




話は変わるが、2日前、PCに向かって作業していると窓の向こうで奇妙な物体が飛び跳ねている。








相当焦った。









友人ankoku氏とマツクニ氏・motu氏とましゃりん、みゆさん、妹が押しかけてきた。

あまりにも自然すぎる流れでこれだけの人数が押しかけてくると、楽しいを通り越して恐ろしい。


マツクニ氏が帰宅した後、6人で酒を浴び飲みしたのち、カラオケへ行くことになった。




少々憂鬱だった。



歌がヘタなので歌いたくない。雨でコケてケツの骨が痛い。泥酔したmotuの車で死にたくない。



いろんな思いが交錯しながらミッドナイトデスカラオケパーティーに突入した。




俺はとことん拒否し続けていたが、やはり歌うハメになってしまった。

曲は長淵剛の乾杯。

歌ったことないのに歌えたのは奇跡に近い。

とりあえず、上手かったどうかは分からないが、口々に渋いと言われた。





複雑な心境だった。

政策展

1/31から3日間、通っている専門学校で卒業進級制作展が行われた。これは自分たちが作品を展示して一般の方や企業の方へ、アピールをするようなイベントだ。


今回は実行委員ということもあって、3日間連日顔を出して仕事をした。朝から夕方まで6~7時間ほどたちっぱなしの日もあった。

最終日には夕方6時まで残って後片付けなどもした。久々に全身筋肉痛になるほど疲れた。

しかし、今は充実感に満ち溢れている。これで心置きなく卒業ができる。就職はまだなのだが。

今回、さまざまな信頼関係が生まれた。いろんな先生と仲良くなった。後輩ともコミュニケーションがとれた。友達にもいろいろ助けられた。なぜか女の子によく助けられた気がする。


ただひとつ心残りなことがある。


最終日の帰りにマクドナルドへ寄った。

食後にトレイのごみを捨てたときに





ざらざら……………………ちゃりんちゃりんちゃりん






……………………






あ”ーーー!!!…………おつりがーーーーーー!!!!!!

凶徒

天皇陛下の前立腺がんの手術後のリハビリってどういうことをするんでしょう?





先週、トーセというゲーム会社の面接へ赴いた。片道3時間の新幹線の旅というのは結構疲れるものだった。


結果はまだわからないが、筆記試験は最悪だろう。特にキャラクターデザインが

非情にヤバい。おそらく何の配慮もないようなラクガキで通るほど甘くはない。こんな絵を小学生のころ描いたような気がする


とにかく、面接の内容は企業秘密が非情に多いため、あまり深く書くことができない。




帰りの駅のホームでその日を振り返った。




嗚呼…………こなければよかった…………




そう落ち込んでいる俺を横目に多少お酒の入った中年男性が隣に座っている。ただ、少しからだの具合が悪そうだ。


俺が声をかけると


「ああ......大丈夫大丈夫」


といって俺の肩に手をかけた。少し手が湿っていてべちょっという感触が伝わった

そのとき駅員が電話をかけ始めた。



「JR京都駅に

救急車をお願いします。どうやらお酒の飲みすぎて失禁しているみたいで。」







大丈夫じゃねぇじゃねぇか!………………
臭っ!!!


テンションが最低ラインまで下がった。帰りの車内でぐったりと眠って家路に着いた。

数日後、N先生から辞令が届いた。

「しげぴよくん。残念ながら不合格だったよ。とりあえず、おつかれさま。卒業まで残りわずかしかないから、受けたい会社とりあえず20~30社くらいリストアップして今週中にもってきてね。それじゃあね。プツッ……ツー ツー ツー…………




んもぅ!!


まったくこの人は毎回むちゃくちゃ言ってくれるよ

明増手

新年、あけましておめでとうございます! ことしもクリーム市長共々よろしくおねがいいたします。






…………といった新年のあいさつ(↑)を7日になって初めてやってもさほどおめでたさが伝わってこないのは自分でも十分にわかっている。


毎年のことだが、お正月は意味もなくだらけてしまう。無論ホームページの更新なんてめんどくさくてやってられねぇといったところだ。

しかし、今月13日までに3DCG静止画を1作品仕上げなければならない。年初めから少し気が重い。


それでもまだあと1週間程度ある。もうすこしのんびりしていよう♪

このようなペースであと数日は冬眠していようと思ったある日、学校の就職課から電話が入った。



「GeHard(仮)くん。数ヶ月前に受けたトーセの一次選考が受かったよ。

さっそくだが、15日に京都本社に2次試験に向かってくれ。

交通費は一部負担されるそうだ。

試験内容は静物デッサン、指定された条件での手描背景画作成、手描キャラクター作成。各1時間ずつだ。詳細はまた後日。
それでは。」



新年早々。ボスからの無謀な指令を受けてしまった。

まさかダメモトで受けた会社の予選が通ってしまうとは。しかも見ず知らずの遠い地。しかも本番生お絵かきがひかえている!



キャラクター?















描いたことねぇよ!!







しかし、今の厳しい世の中。一筋縄で就職できるとは思ってはいない。これは試練だ。いい機会かもしれない。そう受け止めて、リハーサル兼練習しようと思った。













……………………
















仕上げるべき作品があることを危うく忘れかけるトコだった。

国際交流

先日、妹のMSNメッセンジャーに奇妙な人物からの登録があった。

その人は韓国の男子高校生で、日本人の友達を探してると言って国際語ともいわれている英語で妹に語りかけてきたのだ。俺としては


「相手が悪かったね♪」

の一言に尽きるのだが、親切心からか、翻訳に協力することにした。

しばらく話しているうちに、写真をくれるという話になった。どうやら修学旅行の時に撮ったものらしい。

さっそく拝見………………











某人々











どれだ












聞き出したいにも、彼は現在謎の音信不通を遂げている。

就職をめぐる攻防1

株式会社トーセを受けるに当たり、先週から今日にかけて、就職先に今月末までに提出すべき作品作りに没頭していた。
一時期2日に一点という多少ハードなペースで製作していた。
しかしとうとう 1日三点というバカ忙しい状態にまで陥ってしまい、学校にも行けないほどの缶詰状態を余儀なくされてしまった。

その数日間を振り返ってみようと思う。


11/22 Fri 作品完成度 1/8

今回の就職の話は先週ぐらいに聞かされた。
多少期間があり、おそらく余裕で間に合うだろうと踏んでいたので、快諾したのだ。だが、この時点ですでに暗雲が立ち込めていた。

一体俺は今まで何をやっていたのだろうか。

現時点では友人トシヲ氏をモデルにした人物デッサンしか完成していない。

今日ぐらいからわき目をふらずマジメにやらねばならないと心に決め、高校時代の同窓会へ足を運んだ。


とりあえず、未踏の地へ足を運んでしまったため、地の利を得ている友人ハマ氏を待つことにした。

しばらくして、向こう側の道から自転車に乗った中年男性が現れた。


………………………………


ハマ氏だった。


改めて年月の過ぎ去る速さというのを垣間見た気がする。
というより、ハマ氏とは数週間サイクルで頻繁に会っている。
要は単にオヤジくさいやつなのだ。
本当に俺と同じ22なのだろうか?と問いたいくらいだ。


そして店へ向かうと店の前でY氏、motu氏、S(アジア系)氏が躊躇して様子をうかがっている。
そして反対側の道では胃腸が弱いことで一世を風靡したヨシダ君がこれもまた様子をうかがっている。
一体何をやっているんだ!?

どうやら、約束の時間を過ぎていたので入りづらいらしい。
だが、店に入らないことには寒いだけで何も始まらない。
俺は半ば強引にヨシダ君を前衛に配置し、店内に突撃した。


………………


どうやらまだ一人しか来ていないようだ。



主賓も主催者も先生も来ていない状態で、酒を注文して、乾杯した。
しばらくすると、続々とメンバーが来はじめた。
一体彼らはどこで様子をうかがっていたのだろうか?


同窓会の内容に関しては内ネタが多いのでここで述べることはあまりない。
盛り上がって楽しいの一言に尽きる。



ただひとつやるせないことがある。


S(アジア系)氏が俺のエピソードを話している。

S(アジア系)「ねぇねぇ。なんでしげぴよがピアス空けたか知ってる?空けけまして(明けまして)おめでとうという年賀状のネタのためなんだよ。


一同、一笑に伏している。


S(アジア系)に一言言いたい。別に昔の失態が恥ずかしいわけでもなく、ネタのサムさに恥じているわけでもない。





人のネタで女の子をひっかけてんじゃねぇ!


彼(アジア系)は常日頃からたびたび会っているのだが、こんなにも女性に軽軽しく媚びるような軽率なヤツだとは思わなかった。
彼(アジア系)の軽率な態度に見かねた俺は叫んだ。


「てめぇ!S(アジア系)!! そんなばかげた理由で空けたとホンキで信じているのか? 本当の理由はな………………『A HAPPY NEW EAR(YEAR)』だ。バカヤロウ!






………………………




店内に吹きすさぶ夜風は冷たかった。

就職をめぐる攻防2

20世紀最後の思い出としてカウントダウンに合わせて空けたのが本当の理由です。


11/23 Sat 作品完成度 1/8




当然のことながら進んでいない。



今日こそはマジメにやらねばと思い、PCに向かった。

とりあえず、人物デッサンを終わらせようと思い、撮らせてもらった友人の写真を印刷することにした。

現時点ではトシヲ氏をモデルにしたものが出来上がっている。
男女1枚ずつあるほうがバランスがいいかと思い、N氏をモデルとして印刷することにした。

さっそく描いてみる。
前回が比較的うまく仕上がり、モデル本人からの評価も良かったので、結構自信を持って描きすすめた。

3時間くらいが経過した。ちょっと休憩ついでに距離をおいて見てみる。






………………………



似てない………




似てなさ過ぎる!

しかも人間の顔をしていない!!

この状態で本人に見せようものならば、確実に殺されてしまう。

A4拡大写真を見ながら、鉛筆と練り消しで描いていたのだが、
次第には2倍拡大写真を虫眼鏡で見ながら先を削ったシャープペンとコマ切りにした消しゴム片で描き込む作業へと変わっていった。


おそらくこの日、偽札偽造のテクニックの基本が自然に身に付いたような気がした。

就職をめぐる攻防3

11/24 Sun 作品完成度 1/8

朝、目がさめたらフローリングに横たわっていた。いつのまにか寝てしまったようだ。
寝たと言うより気を失ってしまったと言ったほうが正しい。

デッサンの方はとりあえず仕上がっている。やや不満が残る出来だが、とりあえず13時間(推定)で完成という形となった。

さて、感傷に浸っているヒマは微塵もない。
次に手をつけるべき課題は一点透視背景図である。
これはパースラインが一点の消失点に向かっているような景色を写生したものである(わからない人は深く考えないように)。

これも写真が必要なため、デジカメを片手に採集することになった。

一直線に伸びた道。たくさんありそうなものだが、意外と絵になるものは少ない。

そこで十字立体歩道橋というカナリおいしいものを発見した。
人がいなくなるまで1時間ほど張り込んだ後、いい1枚をとることができた。

次にどこを撮ろうか決めていなかった。
そうこうしているうちに貝塚公園という場所に到着した。はじめはいい写真が撮れそうな気がして足を運んだだけなのだが、次第に奇妙な感覚に襲われた。
古い電車の車両、ゴーカート乗り場、巨大な砂場に巨大な滑り台、俺はここにきたことがある!………

最初はただのDejavuかと思っていたのだが、やはりここにきたことがあるのだ。
そう、昔、父に連れられてここへきたのだ。
視点は違えど見覚えのある景色だ。
あの枯れかけたバナナの木は当時は雲の上まで届いてるんじゃないかというくらい高く感じたのだが、今見ても本当に高い。
ゴーカート受付小屋は来客がないためか今では半分物置と化している。


しばらく歩いていると違和感のある景色が飛び込んだ。
………………


木!?あの苗木か!!?

それは当時触ってはだめだと父(母だっけ?)から怒られた苗木だった。
コイツはおよそ15年この場所でまっすぐ前(上)だけを見て伸び続け、俺よりも大きくなってしまったのだ。
まさに一所懸命の体現者である。

対峙している俺は自分の小ささを感じた。

「この苗木よりも大きくなるんだぞ。」


と父に言われたような気がするが、今考えると相当無理な注文ではないだろうか。





写真をある程度撮り終えて、家で検証した。
駐車場の写真が欲しかったのだが、フラッシュが届かなかったので真っ暗で何も写っていない。
やはり蛍光灯が点灯する夜に撮りにいくしかないようだ。
しかし、明日の夜まで待ってられない。
撮りなおしである。








行くか?






このどしゃぶりの大雨の中を行くか?






行くのか!?







行った!!





その日、俺の顔から滴り落ちるしずくは雨水だと思われるが、半分は涙だったのかもしれない。

結局その駐車場は閉店時間のため進入不可能だった。

………おそらく半分以上涙である(↑)


そのかわりにとてもいいスポットを帰り道に押さえてきた。




その日はこれだけでは終わらなかった。


深夜、印刷した立体十字歩道橋をさっそく描きはじめた。
しかしこれ中央にいくにしたがって湾曲しているので、パースラインがつかみにくく、そのうえ、扇形にレンガがしきつめてあったり、背後にデパートやらパチンコ店やらいろいろな面倒くさいものが写っているため、描き上げるのが容易ではない。








過酷な作業は夜明けまで続いた。





☆人物デッサン2 完成☆