「みすゞかる」 終了いたしました。
ここまで来たのが奇跡です。
稽古始めの頃、東京のコロナ感染は5000人超え。
息を呑むほどの数字に、どうなることかと思いました。
それでもなお、この作品を打つ、と決めて。
毎日、あらゆる感染対策をして、祈る思いで過ごしてまいりました。
信濃毎日新聞が、大きく取り上げてくれた効果もあり、新幹線で駆け付けてくださったお客様や、「勇気をもらった」と、シングルマザーの方がコメントを書いてくださったり、おかげさまで評判も良く、ほっとしております。
難産でした。
「みすゞかる」初稿は20代の頃、そして、今私は70代。なんと半世紀!
劇団劇作家がリーディングで取り上げてくれたとはいえ、芝居として打つのは初めて。
俳優、スタッフ、お客様、支えてくれた家族、全てに感謝です。
そして、あきらめなかった自分にも。
ありがとうございました。
劇団匂組 主宰 大森 匂子 (おおもり わこ)
(ゲネプロ時撮影。撮影:渡邉正峰氏)