米Microsoftは10月1日(現地時間)、「高度シェーダー デリバリー」の提供範囲をIntel、NVIDIA、QualcommのWindows 11デバイスにも拡大すると発表した。
「高度シェーダー デリバリー」(Advanced Shader Delivery、ASD) は、ゲームのダウンロード時にコンパイル済みのシェーダーを配信することで、初回起動時などに行われるシェーダーのコンパイル処理を大幅に削減する技術。CPUリソースをコンパイル以外の処理に振り分けられるため、ゲームの起動時間が劇的に短縮される。また、実行時コンパイルによるカクツキ(スタッター)を軽減する効果もある。
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ゲーム初回起動時の長いシェーダーコンパイルはなぜ必要なのか?
この技術は昨年10月、携帯ゲーム端末「ROG Xbox Ally」でリリースされ、今年6月には正式提供がAMDの「RDNA」GPUにも拡大されていた。そして今回、AMD以外のアーキテクチャーでも利用可能になる。
この展開の第一弾として、同日にアーリーアクセスが始まった「Gears of War: E-Day」で「ASD」がサポートされる。Microsoftは開発元のThe Coalitionと緊密に連携したとのことで、初回起動時のシェーダーコンパイルは、「ASD」がない一般的なPCで数分かかるところ、数秒で済むという。「Call of Duty: Modern Warfare 4」などにも対応する予定だ。
通常の「Gears of War: E-Day」起動画面
「ASD」対応の「Gears of War: E-Day」の起動画面。ゲームの起動ウィンドウに『プリコンパイル済みシェーダーがインストールされています』という旨が表示される
なお、動作要件は以下のとおり。
OS:Windows 11 バージョン 24H2以降
GPU
・AMD:「RDNA 1/2/3/3.5/4」アーキテクチャーのGPU、ドライバー「Adrenalin 26.6.1」以降
・Qualcomm:「Snapdragon X2」シリーズ、ドライバー「2026.08.3」以降
・Intel(今月後半に対応予定):「Intel Arc B」シリーズ(B570、B580)、「Intel Core Ultra」シリーズ2、同シリーズ3
・NVIDIA(今月後半に対応予定):すべての「RTX」GPUと「RTX Spark」
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「ASD」が動作している場合、ゲームの起動ウィンドウに『プリコンパイル済みシェーダーがインストールされています』という旨が表示される。
「Gears of War: E-Day」で「ASD」を利用するにあたっては、ゲームをダウンロードする前に「XBOX」アプリをインストールしておく必要がある点には注意したい。また、すべての対応タイトルで最適な体験を得るために、グラフィックスドライバーは最新の状態にしておいた方がよい。
