ボランティア先の高齢者グループでは、コロナ禍以前、皆で歌うことがよくあったそうです。
特にリーダーの方が音楽好きで、コロナ対策で歌は禁止されているのに、こっそり歌ったりすることもありました。
この連休明けには、コロナが季節性インフルエンザと同じ扱いになるということで、
”また皆で歌いたいわねー”
”歌詞カードはこーんなにあるんだから”
などと言い出しました。
以前は、近所に住む元音楽の先生が、キーボードを持参して伴奏してくれていたらしいのですが、その方が脚を悪くしてしまい、来られなくなったのだそうで、
”GWちゃん、ピアノ弾ける?”
”弾けますけど”
たぶん先般、保育士の資格試験でピアノを触った記憶が言わせてしまったのですね。
”弾けるんだったらMさん、キーボード持ってるのよね?”
”家にあるのよ、誰が弾いても音がでるやつが。”
えーと、普通、誰が弾いても音はでるだろう。
”弾けますけど、皆さんが知ってる曲を、私が知ってるかどうかは、また別の話で”
ちょっと逃げ腰に言ってみましたが、
”じゃあ、この歌集、持って帰って見ておいて。”
分厚い歌詞カードの束を渡されてしまいました。
しかたないので、歌集の中から、知ってる曲を探してみました。
中には「津軽海峡冬景色」とか、「北国の春」(出た)とか、「瀬戸の花嫁」(やったー)
などという、高齢者施設のカラオケタイムで耳タコの曲ありの、
「うれしいひな祭り」「たきび」なんて幼稚園か?みたいな曲ありで、
まあどうにか、無難な数曲を選んで、ネットで楽譜をダウンロードしてみたでござる。
ちょっと練習しないとねー
家にはピアノはなくて、子供の部屋に電子ピアノがあります。
保育士試験のときは、前もって言っておいたので使えましたが、普段は物置になっていて使えません。
”ピアノ弾くから片付けてよ”
”うん、今度~”
と言って出かけてしまいました。
困っちゃったなァ