お菓子の工場でスキマバイトしました。

私スキマだらけなんですけどね。

 

工場は遠かったです。私は遅刻するのが怖いので、結構余裕をもって出かけるのですが、

到着したらほぼ時間通りでした。

 

工場といっても、外から見たら普通の建物でした。敷地が広くて、何棟かあって、学校みたいな感じ。

 

バイトの人は建物の外で待ち合わせなんですけど、最初に声を掛けてみた人は違う派遣会社の人だった。

 

後で知ったけど、同じバイトに、いくつもの派遣会社から来ているらしい。

 

私のグループは4,5人いたので一緒に案内してもらい、上履きに履き替えて制服に着替えました。

 

上履きは持っていくことになっていて、あとは貸してくれます。

 

食品を扱うから、重装備なんですよ。最終的にはどこも外に出てない状態になります。

 

なんでかっていうと、顔だけ丸く出るような頭巾みたいのを被って、もちろんマスクをして、その上から帽子を被って、職場では手袋とゴーグルをするから。

 

職場に入る前には、いろんなところで体の埃を取ります。コロコロの粘着テープとか、ブラシとか、バキュームとか、最終的にはエアシャワーです。完璧ですよね。

 

職場は甘いいい匂い(うーむこれこれ)。

 

仕事はいろいろみたいだったけど、私は製造ラインというんですか、流れてくるやつの最初のところでお菓子を並べる係。

 

並べたやつがその先どうなるかというと、チョコレートの滝に打たれて綺麗にコーティングされるんですねー。ああ私も滝に打たれたい。

 

そのあとには、熟練の職員の方が綺麗な飾りをつけていました。

 

ラインはそんなに早く流れないのだけど、ずっとやってると段々遅れちゃって、しまいにアセアセになって交代になり。

 

あとは箱を整理したり、やることはてんこ盛りで就業時間にはへろへろになりましたよ。

 

”残業できますか?”

と聞かれて、皆できるって言ってたのがすごいな。私は時間でリタイアでした。

 

休憩時間には、お菓子が食べ放題なんですけど、食べる余裕もなかった。

帰ってから家人に

 

”口いっぱい入れちゃえばよかったのに”

 

と言われたけど、そんなリスみたいな人いなかったでござる。

 

 

帰り道はもう、私生ける屍でした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小津安二郎の東京物語を見た

笠智衆は当時50代だったらしい