このところ失点続きの安倍首相。
内政も外交も良いところ無し。
ギャンブル法案(より正確にはIR法案)成立への極端な拙速振りは異常としか言いようがない。
統合リゾートと言ったって、カジノが無ければビジネスとして成り立たない構造なのに、バカなTVコメンテーター達は、カジノ法案じゃなくてIR法案なんですよって言ってるし(高橋某は政権のお先棒担ぎだ)、何ともはや。
そもそも安倍ちゃんは、一国のリーダーたる資格がない。思い込みが激しく、知性が無く、見識もなく、歴史観もなく、語彙も乏しく、無い無い尽くしのリーダーだ。
TPP法案成立もまた理解しがたい。
トランプの発言をまともに受け止めれば、成立なんてありえない。
自らの過ちを改めることのできない者は愚人だ。
少しは冷静に考えた方が良い。
真珠湾訪問も、人気取りとしか思えない。本当に平和を希求しているのなら、なぜかくも拙速に安保法制を整備したのか。明らかに言動が矛盾している。
さらに最近引っかかるのは、メディアの体たらくだ。批判精神はどこへ行ったのか。
まさに政権のお先棒担ぎで恥ずかしくないのか。最近、戦中のメディアの役割を記した歴史書を読んだが今と変わらない。
結局のところ、新聞社の経営陣は権力に擦り寄り、迎合し、国民をミスリードするのだ。
これからは自分の頭でしっかり、冷静に考えていく必要がますます求められる。
マスメディアの言説を真に受けずに、自分の頭で原点からしっかりものごとを考える市民が多くならないと事態はますます悪くなる。


先週の週刊文春に
またも取り上げられていましたが、
武藤くんの無軌道ぶりは酷いものです。
よく、彼の非難をすると
ゲイ差別に繋がる、というようなトンチンカンな発言をする向きがありますが
的はずれも甚だしい。
私は彼が国会議員としての則を超えているから
その様に言うのです。
彼がゲイであると報道されていることなど
まったくの関心外です。

私は、彼の反民主的で、国家主義的な、感情過多の、単細胞的な政治姿勢を問題としており、
また詐欺的な出資話などは議員以前の社会人としての資質に大いに疑問を感じるからです。

自民党を離党したらそれで良いというわけではありません。
むしろそんな問題は瑣末な話で、
本質的に自分が引き起こしている諸問題に対して正面から向き合い
正直に事の真相を選挙民や国民に開陳する義務があります。
口先だけで弁明し、責任逃れをする彼の姿勢は
最近の多くの自民党議員などに共通するところではありますが
彼の場合は、明確に説明責任があります。
口先の弁明だけで、目の前の難題から逃れた様に勘違いし、問題は解決済みだと強弁するのはただの無頼漢です。

議員の地位にすがりつく惨めな武藤くん!
次の選挙では厳しい審判が必ず下りますよ。
みっともない姿をいつまでも晒さないで
さっさと議員辞職しなさい。
一刻も早く。

このところ政治向きの話ばかりでした。
安倍政権が暴走しているから仕方がありませんが、もう少し本質的なことを考えます。
安倍政権が何故批判されるのか。
安保法制の内容が違憲であることが明白であるということは言うまでもありません。
加えて、
多くの人が、安保法制に関し十分に説明がなされていないことに不満を持っているということが世論調査の結果などで分かります。
このことは何を意味しているのでしょうか。
十分な説明がされていないことを不満に思うということは、
逆に言えば、しっかり説明がなされればそれを理解して自分なりに判断するのに、という含意があるように思えます。
もしそうだとすれば喜ばしいことです。
何故なら、民主主義とは、何よりも自分の頭で考え行動する市民を前提とするからです。
政府が言うこと、すること、を鵜呑みにすることなく国民一人一人が自分の頭を経由してしっかり判断する。
これが民主的な政治を担保するのです。
だから、
独裁を志向する政治家たちは
国民に対し、出来るだけ情報を出さないようにしてコントロールし、また自分たちに有利なように情報操作を行います。よらしむべし、知らしむべからず、というやつです。
そして、状況を極端に単純化して対立の構造を作り出し、相手に対してレッテル貼りや情動的な扇動を行い、我が方に理があると声高に言い募ります。
古くはナチスの、少し前では小泉純一郎の、最近では安倍晋三や橋下徹の政治手法です。
全体主義を志向する政治家たちへの最大の障害は、自分の頭で考え行動する市民の存在です。
だから彼らは、
そういう市民を、左翼だの、労組だの、抵抗勢力だの、プロ市民だの、非現実的だの、とレッテル貼りをして必死に貶めようとするのです。
それは彼らの強い不安の裏返しなのです。
彼らの企みを粉砕することのできる唯一最大の武器は、自分の頭で考える市民の存在です。

政治に関心を持ち、
権力者の言葉を鵜呑みにせず、
広く情報を集め、
自分の頭で考え、
そして行動する。
それが健全な民主主義を担保するのです。