さてさて少し間が空いてしまいましたが続きをお話ししましょう。

それではまず船藤さん。船藤まどか。

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小説家の宮垣海太郎の愛人。キャラのモチーフは金田一少年の事件簿の「金田一少年の殺人」に出てくる野中ともみ。本格ミステリにはよく出てくるお色気担当キャラど真ん中って感じ。

このキャラでやりたかったのは、まどか自身がセリフで言った「愛してるから殺したの」ですね。

何が正しくて何が悪いのか。人間は自分の中でラインを引いて正悪を分けて暮らしています。その自分基準を他人にも当て嵌めてしまう人が多い気がするんです。

劇中の海太郎とまどかは、海太郎が奥さんと別居中とはいえ不倫関係。世間的には許されない関係…もちろんまどかがやった殺人(結局は未遂に)も許されない事です。最後には海太郎とまどかは結婚する事になります。おそらく2人は幸せです。2人の正解がこれだったんです。多分。

人によっては「結婚が女の幸せだと思うなよ」とかおっしゃる方も居るでしょう。その考え方は間違いであって間違ってないのです。「結婚は『女の』幸せではなく『まどかの』幸せ」だったんじゃないでしょうか?正しい事や悪い事の基準も人それぞれなら幸せも人それぞれなんじゃないですかね?

誰もが自分の基準を持ってるし、その基準を押し付けられたり押し付けてもいけないと思うんです。そんな僕の考えが海太郎とまどかには込められてます。まぁそんな小難しいこと考えずにギャハハと笑って見ていただくのが一番嬉しいですけどね。

斉藤ちゃんは「演じるのが難しかった!」って言ってました。稽古前半は苦労してましたが最後3週間の伸び率がエゲツなかったですね。やっぱりいつものようにやり切ってくれました。

名前は綾辻行人さんの「迷路館の殺人」の美人小説家・舟丘まどかの丘を斉藤衿花の藤と入れかえて舟藤まどか。字面が舟藤より船藤の方が良く見えたので船藤まどかとなりました。

お次は海太郎。宮垣海太郎です。

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有名人でそこそこ権力もあるエロオヤジ。キャラのモチーフは金田一少年の事件簿の「金田一少年の殺人」に出てくる大物作家の橘五柳。

このキャラでやりたかったことはズバリ「改心」ですかね?

人は過ちを犯す生き物ですが、適切なタイミングで何回か過ちを見直すタイミングが来るんだと思うんです。その時に適切に判断して謝って改心出来ると人生ひらけていくと思うんですよね。

いつまでたっても変わらない人、変われない人は同じ所で足踏みしてますもんね。進んでますよ?って顔しながら。

海太郎も言ってますが「許してもらえるか分からないが、私には過ちを正す事、謝ることしかできない。」と…。僕は謝る事はそういう事だと思ってます。

後は、自分で台本書いて演出しておきながら言うのもどうかと思いますが…顔が痛かったー!スリッパと洗濯バサミはイテーよー!

名前は綾辻行人さんの「迷路館の殺人」から推理小説家の宮垣葉太郎から。僕はポセイドンなので海の字を一字入れました。

やっと全キャラの僕なりの設定を開設し終わりましたね!疲れたー!

この座組は面白かった!高本さんに末永さんにも感謝しかないね!毎度ゲストで参加して頂いてる大江亜矢さんにも感謝!

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さてさて、長々と続けてきましたがいかがでしたでしょうか?キャラ設定や物語の伝えたかった事など、思いつくまま書いてみましたが楽しんでもらえましたでしょうか?

まぁどんな裏設定や込めた思いがあったとしても、僕はコメディを作る事が好きなので。ひとを楽しませたい、人を笑わせたいと言う思いが強いので。やっぱりこの先も馬鹿馬鹿しいお話を作っていくんだと思います。

観に来て頂いた方は、良ければまた宜しくお願い致します!

まだお会いした事のない方は、出来れば観に来てやって下さい!あなたを笑わせたいんです。宜しくお願い致します!

Geek_Factory代表  橋本 将