朝、歯科と血液内科の医師による回診があった。
親知らずを抜いたため、顔が大きく腫れ上がったが、医師によると腫れや痛みはきょうがピークらしい。
抜歯は金曜。明日から、がんの投薬治療も始まるため、ジィジの免疫力を見ながら、する予定だ。
フルダラ錠による化学治療は火曜から金曜までの5日間。1日6錠を飲む。その後、4~6週間経過を観察。ベテラン医師によると、順調にゆけば再来週には退院できる、といい「早く仕事に復帰できるようにしましょう」と元気づけられた。
このベテラン医師に病名や骨髄のダメージについて質問をぶつけたが、自信を持った答えや見解が返ってきたので、安心できた。
この人なら、信用できる、なんといっても心にゆとりが生まれる。そう思った。
早朝、妻とのLINEのやり取りで、ひともんちゃくあった。妻はジィジを気遣い、神様に祈り、前向きに生きるようアドバイスしてくれる。
しかし、これを真に受けないのがジィジの悪いところ。
昨晩、寒くて眠れなかったことを棚にあげ、「薄っぺらいレンタルパジャマを返す」「掛ふとんを分厚いのに変えてもらう」などと愚痴を連発。聞くに耐えない妻も「勝手に代えるな」とブチ切れた。
パジャマの代わりに持参していたジャージを当面、使うことにした。「1週間は交換にゆけない」と言われ、コンビニでファブリーズを購入した。これで当面「におわない」だろう。
不安な毎日、こんな小競り合いが続いている。早く、元気になり、落ち着いた生活を取り戻したい。