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名実ともに12月相場入りした1日後場の東京株式市場では、伸び悩み商状となった。週末事情に加え、新規の手掛かり材料難から利益確定売りが先行し、平均株価は午後1時3分に1万6294円15銭(前日比19円82銭高)まで上げ幅を縮小。その後は「海外からハイテク・セクターにリバランス的な買いが流入」(米系証券)し、切り返す場面もあったが、引けにかけダレた。今晩に11月米ISM(サプライメネジメント協会)製造業景況指数の発表を控えていることもあり、積極買いは見送られた。
市場では、「下を売る気配はない。来週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出後、年末の恒例高に期待がかかる」(オンライン証券)との声が聞かれた。平均株価は終値で前日比47円45銭高の1万6321円78銭と3日続伸。東証1部の騰落銘柄数は値上がり972、値下がり619。出来高は16億8558万株。売買代金は2兆2142億円。東京外国為替市場では、1ドル=115円台後半(前日終値は116円10銭)で取引されている。
