横山秀夫の64以来の小説。

結婚に失敗した建築士が、渾身の出来の家の依頼主の失踪を、追跡して行くうちに、自分を取り戻していくサスペンス。

初めから、作中に引き込まれてしまった。その前に読んだ むらさきのスカートの女が、なかなか入り込めなかったので、そう感じたのかもしれない。

登場人物が、皆不幸そうに見えたのに、最後は、皆善人で幸福に成る予感が、心地よい。