10月31日のApple Event

夜に行われるのは僕にとっては初体験。


クリスマス商戦に向けて、

おうちでゆっくり寛ぐ時間を狙ってるのかな。

魅力満載の

新しいM3ファミリーのMacのお披露目。

ご存知の通り

今やアメリカだけが

パンデミック後の爆裂好景気の最中であり

しかも勢いが一向に止まらない。

銀行の住宅ローン固定型の金利が7%程度と

目玉が飛び出すような高金利もなんのその。

新築が売れちゃってしょうがないのだから、

中古住宅さえ足りないっていうのだから凄まじい。

去年の今ごろ

金融アナリストや証券アナリストたちは

景気の緩やかな後退と

FFレートの利下げシナリオを描いていた。

実際には真逆の状況。

彼らの予想は盛大な大外れだった。


Appleにとって千載一遇の好機であろう。

この好機を最大限に活かすべく

最も寛げる夜の時間帯に

新製品発表イベントを打つ。

あとの国々は、

どこもかしこも不景気で燻ってるし

Macだから新製品を買える人も限られる。

他国の時間帯は無視しても問題なし

Appleの原点であり

ノートパソコンの革命児Apple Silicon Macの

最新モデルのお披露目

Apple信者は時間をずらして必ず見るから大丈夫。

そして必ず一定数は買ってくれるから大丈夫。


しかし今回の主戦場は

何といっても本拠地アメリカ。

最新鋭ハイエンドノートブックと

ファニーだが凄腕のファミリーデスクトップの

二段構えで年間最大の大商戦に打って出る。

Apple Eventの動画サイズは短かったが

気合いは十分と見た。


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M3ファミリーのトランジスタ数が物凄い


・M3=250億個

・M3 Pro=370億個

・M3 Max=920億個


「3ナノメータープロセス」

の威力の凄まじさを思い知った。

ノーマルのM3で

M2 Proのトランジスタ数を凌駕しているし

M3 ProもM3 Maxも

トランジスタ数は先代のM2の

ひとクラス上のSoCに匹敵もしくは凌駕している。

何とも凄まじい世界だ。


「次世代グラフィックアーキテクチャー」のメモリ管理の説明も「何だかとんでもないものを見ているかもしれない」という興奮を覚えた。


省電力性能を大きく向上させながら

高効率コアの性能も大きく引き上げているようだ。


それらが相まってであろうか。

M3 Proの最上位チップのGPUコアが

M2 Proと比べて1つ減っている。

Appleの「自信の表れ」であろうか。


これから方々のテック系サイトで始まる

「勝手にベンチマーク大会」が待ち遠しい。


13インチのMacBook Proが終売になった。


M3標準型SoC搭載機が

MacBook Pro14インチに統合されて良かった。

カメラのスペックやTouch Barなど

下位モデルのMacBook Airにも劣る内容だっただけに、M3標準型SoC搭載機とはいえ、Proを名乗るに相応しい内容になった点は誠に喜ばしい。


新色が加わった以外に

デザインを変えていないのも良いと思う。


iPhoneとは違うのだし

プロユーザーのためのツールなのだから

変に形を変えたのでは作業の生産性を損ねる。

何でも変えりゃイイってもんじゃない。


iMacもSoC以外は同じデザインとカラバリ。

「変わり映えしない」という声もあるが

部屋によく馴染むデザインを

無理に変えて新味を出したとしても

ユーザーの真のニーズには応えられまい。

こういう点において

ガジェットマニア的視点は

往々にして的を外している。


どういう環境で、誰が、どう使うのか

それが一番大事である。

薄暗い部屋でゲーム三昧かプログラミングか

そういうユーザーからは

ファミリーユースのあるべき姿

インテリアやファニチャーとよく馴染むデザインの

デスクトップのあり方など見えてこないのだろう。


今度のiMacは強力だ。

ノーマルのM3がすごいことになっているし

メモリも最大24GBまで選べるし

Wi-Fi6Eに対応したし

しっかりとした改良を施したモデルに仕上がった。


MacBook ProもiMacも

堅実な改良を施し

魅力を大きく増した印象を持った。