鋼の錬金術師-07 | 鷲

私の読書の感想

エドは年に一度の国家錬金術師の査定をしに軍部に向かう。
アルは師匠から逃げようと兄についていこうとするが、捕まってしまう。
スカーは貧民街で 身体が回復するまで待機しているのだが、ダンベルで筋力トレーニングをしている。
そこに かつての師父が現れる。あの戦いから生き残っていたのだ。
師父はスカーのしていることを知っている。国家錬金術師を殺して回っていると。
復讐は新たな 復讐の芽を育てる。どちらかが 堪えねばならない。死んだ同胞のためにも。
この集落にはエドに痛い目にあわされた”ヨキ”という軍人がいた。彼は資産が無くなり
貧しそうな彼をこの街の人が迎え入れてあげた。
が 彼は根が腐っているのでそんな恩恵を無視し賞金首となっている
スカーの居場所をチンピラに教えていたのだ。テントの外に出るスカー。
師父の言葉に従わず そのチンピラを抹殺。彼の兄が悲しむだろうと 師父はいう。
どうやら 彼の家族は戦いの中で死亡したと思われる。右腕の錬成陣。もう 後戻りはできない。

アルは一人で建物の外にきていた。この建物に来るように 道端に紙切れが落ちていたのだ。
外には ハンマーを持った大男ロアと 女性マーテル 一人の男ドルチェットが待機していた。とりあえず 小さい方の男を殴り飛ばす。
力ずくで押し切ろうとするかと思いきや 建物の中に逃げるアル。ここは兄と良く遊んでいたので
地の利はある。
敵は彼を追うが ドルチェットの刀も鎧にはとおらず。
アルの長い腕に顔面を殴られるが アルの鎧の頭を外し 鎧の中にマーテルを侵入させる。
マーテルの腕が伸びて アルを内側から拘束する。そこにきたのは ”強欲”グリード。
ボスだ。左手にウロボロスの入れ墨がある。強欲な彼は女も地位も名誉もこの世の全ては欲しい。
アルの その魂だけを鎧に定着。永遠の命。グリードの顔の半分を消し飛ばすロア。
これで一回死亡。また再生して起き上がる。彼は人造人間ホムンクルス。
文献の中だけの存在かと思っていた。”ありえないなんて事はありえない” 人が造った人。
ここにいるメンバーは生物と合成された合成獣で、ロアは牛 マーテルは蛇 ドルチェットは犬。

イズミは夫のジウと一緒に アルのいる建物に来ていた。
アルの部屋にくるイズミ。ロア達を倒し 親玉を狙うがグリードの体が黒くなりその部分硬くなる。
彼の能力みたいだ。そのせいで自分の指を負傷したイズミ。グリードは人造人間の製造方法を教えるかわりに 魂の錬成方法を教えて貰うという取引。等価交換。
アルを残して帰っていくイズミ。
エドは査定を終えて また師匠の家に戻ったのだが、アレックスとブラッドレイに尾行されていた。
ジウとアレックスは筋肉による謎の友情が。イズミの話を聞いたブラッドレイの顔つきが変わる。
エドはさっそくグリードの下にむかい 取引を無視ししてアルをとり返そうとする。
グリードは硬化を全身にしないので エドは体術で一度彼を殺す。すぐに再生するグリード。
本気でエドと戦うことにするグリード。全身硬化して 自身のいう”ブ男”になる。
ロアはアルをかついで 移動しているが、見張り役からの通達 
ブラッドレイが部隊を引き連れてこの建物に侵入したという。大事になってしまった。
機械鎧も彼の表面の硬さでボロボロに、でもまだ動く。エドはグリードの腕を掴む。
何かを錬成したみたいだ。びっくりするグリード。彼と拳をぶつけるエド。
ロマは武器を捨てて本気で アレックスを倒そうする 頭に小さな角が生える。
が ドルチェットもロマもブラッドレイに倒される。
彼らがイシュヴァールの戦争に参加していたのを知っているのか。
軍によって合成獣にされたということは ブラッドレイの管轄内のこと。
この戦いは口止めなのかもしれない。グリードの腕が皮のはげた肉体のみとなった。
彼の体の硬さは体内にある炭素によるもの。硬さは鉛筆の芯からダイヤモンドまで。
その硬さをエドが調整すればいいだけのこと。どうやらエドとは相性が悪いみたいだ。
逃げるグリード。地下水路を歩く アルとその中にいるマーテルと合流する。
ブラッドレイが参加していることを聞かされる。背後に立っているのはブラッドレイ。
背中に4本の軍刀をつけて、両手には2本の軍刀を持っている。
グリードが硬化する前に 腕を斬りおとす。再生と硬化は一度に行うことはできない。
両方とも間に合わない。ブラッドレイの刀が彼の喉を貫く。左目の眼帯が外れる。
ブラッドレイがグリードみたいに最強の盾があるわけでもない 最強の矛があるわけでもないのに
戦場で功績を残して今の地位にいるのは ”最強の眼”があるから。
彼の左目にはウロボロスの入れ墨があった。彼はホムンクルスらしいが、確かに歳をとっている。
グリードはもう200年は生き続けているけど、歳をとるホムンクルス。