屍鬼-08 | 鷲

私の読書の感想

10月24日 仏滅 夜
夜、車で移動中の敏夫の前に人影が。
律子だ。
律子がを吸われていた。
すぐに入院を勧めるが、断られる。
律子 「村を・・・・・・・お願いします・・・・・・・」

敏夫 「わかった・・・・・・約束するよ律ちゃん!!」

10月31日 月曜 大安
伊藤家に着く辰巳。
柱に縛っていたの姿がない。
逃げられた。
それに他の者の匂いがする―――――――。

11月1日 火曜 赤口
深夜。
病院の外に座る敏夫。
いつまで待てばいい!?いつその時は来る!!?
千鶴がくる、グラスとワインを持って。
二人でお酒を飲む。
千鶴はいい男が好き。いい男のみ、喰らう。
でもまだ敏夫のではないみたい。
籠目文様は魔を祓う。
その模様をプロジェクターで映し出す敏夫。
悲鳴を上げて模様の外へ逃げ出す千鶴。

敏夫 「むしろ俺がお前を値踏みしてやる!!」
敏夫を殺す決心し、去っていく千鶴。
どうやらその時が来たみたいだな・・・・・・・・・・。


11月3日 木曜 仏滅 
数日前から信明の姿はない。
父のパソコンのフォルダをみる清信。
どうやらあちら側についたらしい。

―――同日 夏野家
訪れる辰巳。
出てきた父親に腹を包丁で刺されるが笑顔で対応する。
夏野の父はもう見てられない。
死んだはずの夏野が戻ってきて、変にご機嫌なのだ。
鍋にウミガメが入ってるし。

部屋で二人。
夏野に昭の居場所を問うが、素気ない反応。

を踏み砕き、夏野の首を掴み持ち上げる。
やっぱ強いなこの人。
辰巳は”人狼”。
昼でも動くことができ、五感身体能力は人の倍以上。
辰巳の知る限りでは、桐敷にいる佳枝ともう一人。
夏野だ。
でも夏野は父の食事をとり、ヒトを喰らっていないのでが無い。
沙子の命令で同胞は殺したくないので仲間に勧誘する。
明日の明朝までに決断しろと。

11月4日
夏野の姿はない。
これが答えか―――――――。

桐敷邸に入っていく清信。
堕ちたか。

―――――夜
千鶴が姿を現す。
―――――――――!?
側には正志郎。をこちらに向けている。
そうきたか。
プロジェクターも破壊済み。
千鶴にを吸われる。
命令は2つ。
全ての資料を破棄し、この村では誰も死んでいない事にすること。
わたしたちに絶対服従
敏夫が・・・・・・・。

11月5日 土曜 赤口 
小屋で目を覚ます律子。
そこに現れると佳枝。
徹に律子を任して去っていく。
を渡すが拒み、それに食事もしたくないと言う律子。
さすが村を愛している看護婦ですわ。
でも、そうはいかない。
屍鬼の飢えに耐えられる筈がない・・・・・・・・。
律子 「とりあえず・・・・・・・・食事はしなわ。自分を嫌いになりたくないから
 
       ―――――――そういう選択の自由はないのかしら?」

朝、敏夫はカルテを全て焼却する。
そして夕方再び現れた千鶴を村で行われるお祭りに招待する。
を赤らめる千鶴。
彼女も昔は結婚して夫がいた。
でも彼は戦死した。
もしかしたら彼女は人間に戻りたいのかもしれない。
祭りを怖がる千鶴。
を繋ぎ祭りの中へ―――――――
敏夫の表情は狩人だ。