黄昏乙女✕アムネジア-02 | 鷲

私の読書の感想

小此木のゴミ運びを手伝う貞一。
上から落ちてきた夕子さんとゴッツンコ。
気を失い、保健室で目を覚ます・・・・。
―――呼び止め窓―――
誰もいない校舎で一人。
誰かに呼ばれ窓の方を見ると、上から飛び降り自殺した生徒の幽霊が落ちてくる。
その幽霊を見た者は、幽霊と同じように飛び降りて死んでしまうらしい。
・・・・・・・・・・。
ま、正体は夕子さんだけどね。
そうとも知らず、
小此木はこの怪異を三日で片づけるという。
三日後・・・・・・。
泣きながら謝罪する小此木。
必死で生きる小此木を見つめる夕子。
夕子 「たまに・・・・・・今日がいつなのかわからなくなるの・・・・・・・。
    三日前も、もっと昔も ずーっと平坦でずーっと同じだから・・・・・。」
でも諦めない小此木。
べったり貞一の腕にくっつく。
む・・・・・・胸が・・・・あたってるんですけど・・・・。
この子、やるな。
もちろん嫉妬する夕子。
貞一をひっぱって屋上へ――――。
んで、
屋上から落ちたと思いきや、下には新しい校舎の屋上が。

夏服にチェンジした夕子さん。
服の隙間からを覗かせる。
貞一の下駄箱に手紙が。
「君の後ろに居る幽霊の話がしたい、放課後1人でかえで坂の墓に来い」
貞一以外に夕子の姿が見える者。
会うしかない!!
――放課後
夕子の墓の前に立つ一人の少女
彼女は言う、
貞一は夕子に連れられ、神隠しにあうと。
幽霊がこの世に居続けるのは、強烈な感情があるから。
”怒り””憎しみ””苦しみ”・・・・・・。
夕子はどうなんだろう。
記憶はないみたいだから。
雨が降り出す。
貞一 (夕子さんが僕を騙してる・・・・・!?そんなこと・・・・あるか・・・・!!
     ・・・・・・でも・・・確信が持てない!!)
心が揺らぐ。
墓の前にくる夕子。
貞一を抱きしめる。
夕子 「もう・・・・・放さないから・・・・。」

雨に濡れた2人。
保健室で体を拭く。
タオル姿の夕子さん・・・・・エロいっす。
長い黒い髪。白い肌。綺麗な瞳。
貞一には夕子がそう見える。
だが少女は違う。
保健室に姿を現す少女。
乱れ縮れた黒髪。土気色の肌。憎悪に満ちた表情。
爛れ落ちぶら下がる四肢。腐り落ちた肉の匂い―――――。
少女 「見てごらんよ。君の後ろを―――。」
姿が変わった夕子に怯える貞一。
2人で夕子から逃げる。
少女の名前は

庚 霧江
学園に悪禍を産み落とす悪霊となった少女。
昏黒の乙女 ”庚 夕子”
夕子は霧江の祖母の姉

部室の隠し通路の板を外す。
下には夕子の死体がある。
夕子 「つかまえた―――。」
貞一にしがみつく夕子。
その姿はもう今までの夕子とは違う。

夕子 「取った・・・・・わたしから貞一くんを取ったわね・・・・・許さない・・・。」
睨みつける。
霧江は先に階段を下りていく。
夕子 「こっちを・・・・むきなさいよ・・・・。」
貞一に会えて嬉しかったというのは本当のこと。
去ろうとする夕子の手をつかむ。
貞一も同じ気持ちだと。
夕子の姿を確認する。
その人の思いで姿は変わる。
もとの姿に戻った夕子。
・・・・・・・・なんで全裸なんですかね・・・・・。
階段を下りると霧江が一人で涙ぐんでいた。
暗い所苦手なのか?
相変わらず全裸な夕子さんの遺骸。
新しい発見、遺骸の片足が折れている。
懐中電灯でさらに奥を照らす。
そこには―――――。
石造りの洞穴と無数に貼られたお札
夕子さん埋めた――――。
柱に埋めた―――。
やはり夕子は人柱にされた少女なのか?
七不思議は夕子に関係がある。
霧江も怪異調査部部員に。

感想終わり!!