レオポンが亡くなりました...
バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発に象徴される強力打線で、阪神タイガースが21年ぶりのリーグ優勝を果たした1985年に...
(日本シリーズでは虎がライオンを倒して球団初の日本一を達成！)
【ところでレオポンってなに？】
「タイゴン」や「ライガー」はどうなっているのでしょうか？
クローン羊のドリーは...？
甲子園にほど近い「リゾ鳴尾浜」で公開されている独りぼっちのジョニーには、なぜか郷愁を感じさせられます...
亡くなったレオポンは、甲子園阪神パークで飼育されていたジョニー
ヒョウの英語名「leopard」とライオン「lion」の合成語でleoponなのです☺️
【レオポンの歴史】
最初のレオポンはインドで誕生しました(1910年)。2匹が生まれ、うち1匹は2か月半で死亡。
【自然界では】
ヒョウとライオンが交尾することはあまりありません。自然界ではレオポンの誕生は全くないか非常に少ないと推定されています。
【動物園では】
レオポンを作るに当たって、ヒョウとライオンを幼い時から一緒に育て、精神安定剤を与え、辛うじて交尾を成功させました。
そして、レオポンは一代雑種であり生殖能力がなく、レオポン同士を交尾させても子孫を作ることはできないとされています...
現在は、生命倫理の観点から、レオポンを作る試みは行われていません。
【1964年...】
正月の朝日新聞阪神版に、「レオポンの２世誕生」の見出しが...
レオ吉とポン子夫妻に待望の赤ちゃんが生まれたとか
しかしこの記事、実はウソ！
「初夢企画」ということで、エープリルフールのようなドッキリだったのです
当時レオポンは、世界でこの阪神パークにしかいませんでした。「どんな赤ちゃんが生まれるのかな？」「早く生まれないかな...」と、皆が朗報を待ちわびていました。
新品種作りを競う動物学者...
珍獣で客寄せを目論む動物園...
そんな思惑と、国民の期待が渦巻く中、シャレにならない意図的誤報が配信されてしまったのです
2世誕生は夢のまた夢...
【欧米では】
トラとライオンの混血児である「タイゴン」や「ライガー」誕生のニュースが...
(真相のほどはよくわかりませんが)
【日本のレオポン・ファミリー】
2世の誕生は夢...で終わってしまいましたが、一家7匹仲睦まじく暮らしていましたとさ☺️
毎日夕食後３０分もすると、レオ吉は東の空に「ウワォ～ッ」と吠えます。
ジョニーが続き、ポン子、チェリー、デイジー、それに園子や他の檻のライオンまで加わって大合唱だったそうです☺️
ジョニーが続き、ポン子、チェリー、デイジー、それに園子や他の檻のライオンまで加わって大合唱だったそうです☺️
そして1985年7月...
ジョニーの死を最後にレオポン一家の系譜は途絶え...
7頭は剥製となってしまいました...
2003年、阪神パークはその歴史に終止符をうちました。少子化や遊びの多様性などがその原因です。
賛美両論あった「レオポン」...
時代はすっかり変わってしまいました。
自然の摂理に背いてまでも作り出された彼らの剥製は今、日本全国の博物館で離れ離れとなっています...
「タイゴン」や「ライガー」はどうなっているのでしょうか？
クローン羊のドリーは...？
甲子園にほど近い「リゾ鳴尾浜」で公開されている独りぼっちのジョニーには、なぜか郷愁を感じさせられます...
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