Emotion Design by GCREST Creative Div.

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西久保です。

現在ジークレストでは2013年度デザイナー職の新卒採用を行っています。

募集職種の詳細は、ジークレストが開発を行うゲームのグラフィックを開発するグラフィックデザイナーの募集。
ゲームのキャラクターや背景、オブジェクト、UIなどを開発するお仕事です。

現在募集活動の一環として、各美術系大学にお邪魔をして企業紹介のプレゼンテーションを行わせていただいております。


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上記写真は横浜美術大学にお邪魔をした際のプレゼンテーション風景です。

業界としては比較的新しい業界の仕事であることと、まだネームバリューがそんなにない弊社であるため、プレゼンの内容は業界紹介なども含んでいます。
実際に美術大学の学生さんたちと話をしていても強く感じるのですが、ゲームのお仕事をしたいと考える学生さんにとってのゲーム業界って、家庭用ゲームの業界なんですよね。それはそれですばらしい動機だと思っています。

ソーシャルアプリなどの業界について学生さんがどう捉えているのかと言うと、

・そもそも会社を知らない。もしくはモバゲーさんやGREEさんは知っているが他はさっぱり。
・携帯電話のボタンをクリックして進むだけのゲームなので、あまり高い技術を必要としない。
・正直まったく知らない。

と言う感じの意見に集約されます。まぁ、そんなものかも。ゲームが好きなのでゲーム業界に行きたいと感じている人にとってのゲームって、やはり家庭用ゲームもしくはゲームセンターのゲームといった、産業に歴史があり物心ついた頃から親しんでいるものに集約されるなあ、と。

そんな状況下なので、産業の現状からプレゼンをしてみています。
内容は下記。

1)5年スパンで見る各産業の経済規模と日本経済の概要
2)何故ソーシャルアプリを含むIT産業が成長しているのか
3)ユーザーの行動ステップ数から見るIT産業商品の利点
4)今後の市場について

・・・いや、堅い話ですよね。
内容については結構ラフに話をしているので、興味自体はもってもらえていると良いな、と思っています。
デザイナーを志す人にとって大事なのは、どういう仕事が出来るのか、どういうキャリアが描けるのか、会社の環境や待遇はどうだ、といった具体的な内容が大事になると思うので、当然そういう話もしていますけどね。それはソレで他社さんも似たような話はするので割愛。

美大生に経済話して興味を持ってもらえるのか、と言うところはありつつ、産業の成長と給与や待遇ってリンクするところがあるので、縮小する産業より成長する産業のほうが仕事幅も待遇もよくなることが上手く理解してもらえると良いなあ、とか。

特に学生さんの反応が良いのは、家庭用ゲームとソーシャルゲームのお客様の遊び方の違いです。
下記プレゼン資料の一部を抜粋したものとなります。


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購入時や遊ぶ際のお客様の行動導線をピックアップ。
また、遊ぶ際の時間の確保についてもあわせて説明をしています。

プレゼン資料を見るだけの状態では読み取るのは難しいのですが、単純に行為に至るまでの行動数が少ない以上に、携帯電話・スマートフォンやPCのゲームについては、遊ぶ際の動機が違います。

家庭用ゲームは、2枚目の画像を見てもらうと判るとおり、遊ぶための時間を確保することからスタートします。逆を言うと休日や平日の空き時間を数時間単位で確保して初めてゲームをすると言う行為に至る、と。

いわゆるソーシャルゲームは、端末自体日常的に別の目的でも使うものを利用していることと、場所を選ばないことから、何かの行為のついでや待ち時間などでプレイすると言う行為が多くなります。結果的に、時間を確保してから遊ぶ、と言うことの必要性がなくなるため、お客様にとってのゲームへの距離がぐっと近くなっていますよ、と。

また、上記導線の都合から暇つぶし時間などを利用して遊べるくらいの内容にゲームとして特化して進化しつつあるため、ワンプレイの時間が数分で終えられるような内容になってきており、まったくもって暇つぶし用のゲームになってきています。

細かく論述するととても長い内容になるので、抜粋してお話をするとするならば、

・家庭用ゲーム
ゲームのために数時間時間を確保することをいとわないユーザーのためのゲーム。ゲームそのもののボリュームも数時間遊べるように作られている。

・ソーシャルゲーム
ゲームのために数時間時間を用意するといった、メインの趣味がゲームであるユーザーでは無いけれども、ゲームそのものは一応趣味の一つとしてはありうるユーザーが気軽に遊べるように作られている

と言う大きな区分を学生さんに提示しております。

クリエイター志望の学生としては、作りこみをきっちり行う家庭用ゲーム分野のほうが魅力的に感じるところもあるとは思うのですが、自社の採用プレゼンであるため、「自分の趣味はゲームです!」と言い切るユーザーさんよりも「ゲームも遊ぶけど一番時間を使う趣味は別」「ゲームは遊びたいけど自分の時間がなかなか取れない」と言うユーザーさんのほうが人口は多いので、自分の作ったものをより多くの人に届けられますよ、と言う形でお話をしております。

そんな感じで、今月初頭は京都大阪名古屋、といった中部~関西圏の大学にお邪魔をしてきました。
良い学生さんがたくさんセミナーに来てくれたので、効果はあったかな、と思っています。

株式会社ジークレストにおいて、デザイン全般を担当している部署をクリエイティブ部といいます。

「ぶ」発音が二回続いているので若干ゴロは悪いですが、気にしません。クリエイティブ部部長の西久保といいます。


ブログを今後書いていく意図としては、主に広報と、開発風景をお客様にお届けしていくと言う形での一種のサービスを意図しています。


最初の投稿なので本日はデザイナーの作業風景を何枚か写真でご紹介。


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こんな感じでデザインを起こしています。


今後の記述としては、各コンテンツのデザイナーが直接記事を書くような形等を取ることでいろんな情報をお届けできればと思っている次第。


今後ともよろしくお願いいたします。