完・奇跡。

御徒町に来て、一年と半年。




以前、生業にしていた横濱では、「心臓から毛が生えてる」「ケツの穴からも毛が生えてる」などと言われ、『鉄の男』の名を欲しいままにし、日本リアリスト連盟の絶対王者として君臨し続けた、つぶやきの心を激しく揺さぶったものとは!?




彼の目に映ったものとはなんなのか!?









みんな覚悟してよ。




まじハンパナイから。










はい、どん。




皆さん、こんばんわ。




『乳倫ストライカー・ジダン』

です。




・・・・。




神です。




いや、神様すら超越した奇跡としか言いようがないこの出来事。




知らない方の為に、説明させて頂きますと‥‥‥‥




ジタンといえば、フランスサッカーが生み出した天才。




生ける伝説と言っていいでしょう。




サッカー界において彼の功績は素晴らしく、類い稀なるテクニックと強烈なカリスマ性で全世界のサッカーファンを虜にし、世界最優秀選手賞・ワールド杯優勝・チャンピオンズリーグ優勝など、選手としてありとあらゆるものを手にした偉大なサッカー選手であります。




あの辛口で知られるＦＩＦＡ(世界サッカー連盟)の前会長・マネージャーつぶやきに、「今後、彼のようなファンタジスタは出現しないだろう」と言わしめた、サッカー界の生きる伝説でございます。




僕の記憶が正しければ、四年前に引退したはずだったのですが‥‥‥


















上野にいたのね。




ブラッターさん‥‥‥




ファンタジスタが上野で油売ってます。




四年の歳月を経て。





もう一度ご覧あれ。




どん。




皆さん、こんばんわ。




『乳倫ストライカー・ジダン』

です。




・・・・・。




これが、世界を取った男の成れの果てでございます。



てゆうかジダンって、オッパイ好きだったのね。




サッカー選手だけに足フェチかと思うておりました。



彼も人の子。




サッカー漬けだった半生。



しばらくは、人間らしい生活をさせてあげようじゃありませんか。




名刺は、つぶやき家の神棚に大事に飾らせていただいております。




「我こそはジダンなり!!」



という方、連絡お待ちしております。




その時は‥‥‥




サインください。




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続・奇跡。

「ふっ、今日もまた一日が終わってしまったな。」




若干、ナルシスト気味に一日を優雅に振り返っていると、




「つぶやきさぁ～ん!!」




雰囲気を壊すデカイ声の主は、看板をしまいに行っていたはずの、Ｍｒ.Ｎ。




「どうした？看板閉まったかい？」




階段を猛烈ダッシュして上がってきたＮは、息が切れてるだけでなく、それとは相対した神妙な面持ちでつぶやきに何かを伝えたがっているようにも見えた。




Ｎ「あっ‥‥あ‥あの‥、つっ‥‥つぶ‥。」




言葉にならない声で必死で何かを伝えようとするＮ。




その必死な表情に何かを感じとったつぶやきは、「おい！落ち着けよ!!」と冷静に諭した。




そして、呼吸を整え落ち着きを取り戻したＮは、こう切り出した。




「あ‥あの！こ‥‥こ‥これっ!!これを見てください!!」




んっ!?




彼の手には、一枚の名刺。



つぶ「何だよ、ただの名刺じゃないかよ。」




Ｎ「いいから見てください!!あっ‥すいません。」




つぶやき自身、温厚なＮが声を荒げるところを見るのは初めてだった。




つぶやきは、驚きのあまり一瞬言葉を失ったが、最後は観念したように、ため息をつきながら、その名刺を手に取り、目を通してみることにした。




それがこれから起こる衝撃的な出来事の幕開けとも知らず‥‥‥




！！！！




その瞬間、衝撃のあまり膝は崩れ落ち、身体は震え、目からは尋常ではない涙がこぼれ落ちてきました。




つぶ「う‥う、嘘だろ‥‥。」




感激のあまり、涙をこぼすつぶやき。




それを目の前で見守るＮは、つぶやきの心中を察し、こう言った。




Ｎ「はい。まぎれもない事実です。」




彼の目からも、涙が流れている。




そう。



彼もまた一人の被害者なのだ。




続く。





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奇跡。

人はいう‥‥‥




それは、『奇跡』だと。









まさにそれは偶然の産物。



神から与えられたものと言っても、過言ではありません。




しかし、誰もが奇跡を信じているわけではなく、思想は人それぞれ。




先日、「奇跡が起きた」だの、「神様はいるのか」だの言ってるテレビ番組を見て猛烈にイライラし、家でウィスキーを飲みすぎ、次の日おもいっきり遅刻した‥‥‥‥




目で見たものしか信じない。




どーも、リアリストつぶやきです。




そんな現実主義者‥‥だった‥‥はずのつぶやきでしたが!!!!




そう。




時は、人を変えるものです。




そうです。




結論から言います。




神様は‥‥‥




います!!!!




絶対います!!!!




なぜ、そう思ったか？




これからお話しましょう‥‥‥。




頑固者で有名なつぶやきさえも変えてしまった、あのおぞましい出来事を‥‥‥‥




そう‥‥




それは、仕事上がりの爽快感に酔いしれる朝方の出来事。




事務所で朝焼けを見ながら、最近お気に入りの「午後の紅茶・エスプレッソティー」を片手に贅沢ブレイクを楽しんでいた、セプテンバーとある日のam5:00頃。



その時は、これから起こる‥‥まさに奇跡としか言いようがないできごとの証人に自分がなるとは思ってもいませんでした‥‥‥。




続く。




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