翠鶏、吠える
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天使と悪魔

教会と云う閉鎖空間で育ち成人した彼にすれば、神こそが絶対無二なものであり、それを阻害するものは父親であろうと抹殺することが正義である。

のは分かるんだけど、正義が自己完結してるのなら、イルミティなる秘密結社の犯行を匂わせて、自らの足元が掬われるような痕跡を遺さずとも良いものをと教会の外にいるオレは思うのだが。

いずれにしても、宗教絡みの話ってのは日本人向けじゃねーな。
☆☆。

GOEMON

浅井茶々を軸に展開する後半のダレ場がブレーキ。それまでテンポ良く進んできた話に水を差した感が。その緩慢な流れのまま突入した関ヶ原がグダグダ合戦になるのは致し方ないところか。ちなみに主人公の石川五右衛門は霧隠才蔵に食われまくり。生き様といい死に様といい美味しいとこを全部持ってかれちゃったかな。

荒唐無稽なストーリーをギリギリのラインで破綻させずに娯楽寄りに振った前半とスケール感満載のCGは見応えあった。でも、映画館で見てこその作品だな。
☆☆☆☆