地理情報システム

地理情報システム

地理情報システムとはコンピュータ上に地図情報やさまざまな付加情報を持たせ、作成・保存・利用・管理し、地理情報を参照できるように表示・検索機能をもったシステムのことです。

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地理情報システムは情報技術革命により初めて可能となり、低コストで様々な地理情報利用が実現できる。地理情報システムの発展過程の第一段階はデジタルデータの採集だ。それにより、検索性に優れ、より新しい地理情報を大量に提供できるようになる。現在そのようなデータは、あらゆる機関で地理情報の全面的なデジタルへの移行を完了した。
第二段階は、地理情報の管理段階である。第一段階で収集されたデータを業務分類することにより、施設管理システム、カーナビゲーションシステム、オンライン地図等のシステムが実現される。この段階では、地理情報システムの管理機能を利用でき、地理情報の流通も可能になり、業務の効率が向上し、サービスの質も改善される。
今、あらゆる地理情報関連作業単位が電子的に処理され、分析される最先端の第三段階に入ろうとしている。地理情報システムをベースに簡単に様々な情報の交換ができ、多くの企業システムや電子政府に関するアプリケーションが統合される。企業と政府も含めたデジタル・エコノミーの可能性が開かれることになる。地理情報システムを利用して、国民は各政府部門や各企業を意識することなく、必要なサービスや情報を入手できる。行政と企業は業務の効率化と質の向上が得られ、知識経済のメリットを享受できる。また、行政と企業内では、透明性と正確性が向上し情報の質が高まり、職員の仕事や改革に対する意欲が高まる。
地理情報システム利用ポイントは、地理情報システムとデジタル化された複数のシステムが接続、統合され、必要な作業のすべてを一つの場で可能にすることであり、行政にも企業にも国民にも大きなメリットをもたらすということである。そこで重要な役割を果たすのがXML (GML/SVG) だ。XMLは異なるシステム間で特別なコードを書く量を削減し、データのやり取りを容易にすることが期待されている。XMLはメインフレームや個別業務などの枠を超えたオープンなマーク付け言語である。 小売り、金融業界などで、XMLは積極的に利用されている。地理情報システムの推進もXMLが鍵を握っている。XMLにより、様々なデバイスやシステムが統合され、ユーザーは様々な利益を享受できる。そのためXMLベースにした地理情報システムは電子政府に向いていると言える。
地理情報システムを利用する電子政府は将来の経済発展における重要な要素である。実際、国土地理院においても「電子国土」という理念を提唱し、普及啓発に努めている。長期的な視点のみならず、ペーパーレス化や電子行政開示など、一年間、半年間で実現できる地理情報システム目標設定も必要である。地理情報システムは、電子政府と企業システム利用分野で必ずや主導的な役割を果たす。

参照元:Wikipedia「地理情報システム

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1.無料(フリー)
 ・QGIS(様々なプラットホームに対応している高機能で無料のGISソフト)機能拡張も無料で簡単に出来る。高機能の割にUI(ユーザーインターフェイス)が使いやすく、覚えやすい。1.8.0版では日本語表示に問題があったが、最新版の2.01では日本語も問題なく使え、スピードも速くなっている。
 ・GRASS
 ・MapInfo
 ・カシミール3D(登山者向けなどに開発されたものだが、GISの機能を備えている。本体は無料で使えるし、地図データが付いたDVD付き参考書もある。)
 ・WebGIS(ウェブブラウザと連携するGIS Google Mapsなど)
 ・Google Earth(klmデータをやりとり可能。QGISからボタン一つで3D表示が可能 要プラグインインストール)
 ・MANDARA

2.有料
 ・ArcGIS(業界のさきがけのソフト)知名度が高いが、非常に高価。本体だけで40万円弱、機能拡張出来るプラグインも1個で数十万円もする。追加機能を増やす場合に、個別に高額な費用が追加発生する。そのため、個人では利用しにくく、お金が使える組織で主に使用されている。

参照元:Wikipedia「地理情報システム
◯概要
統合型GISとは、地方公共団体が利用する地図データのうち、複数の部局が利用するデータ(道路、街区、建物、河川、課税データなど)を各部局が共有できる形で整備し、利用していく庁内横断的なシステムである。統合型GISを導入することにより、データの重複整備を防ぎ、各部署の情報交換を迅速にし、行政の効率化と住民サービスの向上、費用対効果を図ることができる。 統合型GISでは、地図データを共有するため、地図データさえ読み込めれば、GISエンジンは全ての部署で同じエンジンを使う必要はない。なぜなら、地図データがシェープファイルなど業界標準のフォーマットで保存されていれば、標準的なGISエンジンであれば簡単にデータを読み込むことができるからである。 最近、マイクロソフトがこの分野に進出することを発表している。

◯自治体における活用状況
自治体における統合型GISの導入状況は、以下の通りである(平成19年4月1日現在)。
1.都道府県
 ・17団体(全団体の36.2%)が導入済みであり、既に整備に着手している団体は5団体である。
 ・統合型GISを利用する業務の中では農林政業務が最も多い。
 ・個別型のGISも含めたGISの整備方法として、周辺団体との共同整備や共同利用を行っている団体は10団体。
 ・部局を超えた政策判断に活用している団体は18団体。
 ・ホームページで住民にGISを用いて地理情報を公開している団体は26団体。
2.市町村
 ・367団体(全団体の20.1%)が導入済みであり、整備に着手している団体は119団体である。
 ・統合型GISを利用する業務の中では固定資産税、道路、都市計画、下水道等の業務が多い。
 ・105団体がASPサービスを利用してGISを整備している。
 ・個別型のGISも含めたGISの整備方法として、周辺団体との共同整備や共同利用を行っている団体は97団体。
 ・部局を超えた政策判断に活用している団体は341団体。
 ・ホームページで住民にGISを用いて地理情報を公開している団体は163団体。

参照元:Wikipedia「地理情報システム