がじです。
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魚を飼育している分には人工海水を水道水に溶かしていても大きな問題は無かったのですがサンゴを入れ始めると調子が上がらない物や直ぐにダメになる物も出て来たので水質に介入する事にしました。
栄養塩の濃度が低い所に生息しているサンゴでは水道水の様に元々ある程度含まれている水では厳しい種類が多い様です。
試しに水道水の硝酸塩濃度を測定してみると10ppm。R/Oの水を使い始めてからは換水直後で2~4ppm、一週間後の換水直前で6~10ppmですから初めから水換直前の値を超えている事になります。
ではサンゴにどの様な影響が出たか?ですが、食害を受けたウミヅタ、ツツウミヅタ、スタポをのぞいて変化を見てみました。
ハナガササンゴ ショートタイプ
以前に比べて腕もよく伸ばしてくれる様に思います。またオレンジと思って購入したんですが今はピンクに見えます。
レッドで購入した個体も同様に腕を良く伸ばしてくれる様になりました。
ウミキノコ 蛍光グリーン
R/Oにしてからは二次ポリプまでしっかり開く様になりました。共肉部分が良く膨らむのか買った時に比べても二倍くらいに見えます。
バブルコーラル
これについては元々絶好調でしたからそれ程大きな変化は有りません。多分水質にはかなり寛容なのでしょう。
ミドリイシ
入れて数日で茶色イシになりました。硝酸塩濃度は1ppm以下と厳しい条件でないと色が揚がらない様ですので魚を減らさない限り無理ですね。
結果
以上R/Oの使用は一定の効果が有りましたがSPS等の水質に敏感な種類ではこれだけでは対処出来ず、魚の量を減らしたり積極的な栄養塩対策を講じる必要があると思います。