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『2009年07月10日

 淀川さん亡き後、日本で最も有名な、人々に影響を与えてきた映画評論家は、おすぎさんではないかと思います。「これは奇蹟です!」のセリフが定番になったように、テレビCMにも多数起用されてきました。『バディ』誌に登場したり、尾辻かな子さんの応援をしてくれたピーコさんとは異なり、あまりゲイコミュニティに積極的に関わってきたわけではありませんが、堂々とゲイであることを公にしながら(昔はかなり風当たりも強かったでしょうが、負けずにがんばってきたのです)、長年にわたって第一線で活躍してきたことだけでも素晴らしく、尊敬に値すると思います。
 そんな御大・おすぎさんが、TSUTAYA online内のblog「おすぎのシネマ言いたい放題」で「おすぎが選ぶ観ておきたい名作10選」を発表していました。何百本、何千本も映画を観てきたあのおすぎさんが自信を持ってオススメする10本とは何なのか? ものすごく気になりますよね?
 

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「おすぎの今のところ“生涯のベスト1”」と絶賛されているのはスペインのゲイの監督ペドロ・アルモドヴァルの傑作『オール・アバウト・マイ・マザー』。息子の誕生日のお祝いで、昔ママとパパが共演した「欲望という名の電車」(まだゲイが社会的権利を獲得していなかった時代の悲劇)を観に行ったら、主演女優のサインをもらおうと息子は無茶をして車にひかれて亡くなってしまい…ひとり息子を失ったマヌエラは、別れた夫の秘密を辿る旅へ出るというお話です。この映画に出てくる人間は、男か女かなんてどうでもよくなるくらい、関係が入り組んでて、ひとり残らずみんなキャラが立っていて、ゲラゲラ笑わせてくれる、愛すべき存在です。「誰も予想出来ないストーリー展開を楽しんで!!」

 次に挙げられているのは『グラディエーター』。ラッセル・クロウのセクシーさが全米のゲイをトリコにしましたね。リドリー・スコット監督の、古代ローマを舞台にした、英雄だった男の復讐譚です。妻子を殺され、剣闘士奴隷として売り飛ばされた英雄マキシマスの戦いを、壮大なスペクタクルで描くアカデミー作品賞に輝いた映画です。

 ほかにも永遠の名作『プリシラ』や、ゲイの監督ブライアン・シンガーの出世作『ユージュアル・サスペクツ』、バレエを志す男の子の感動の物語『リトル・ダンサー』など、さりげなくゲイ的な作品がちりばめられつつ、『ロード・オブ・ザ・リング』『ノッティングヒルの恋人』『燃えよドラゴン』『セブン』『シティ・オブ・ゴッド』『フォーン・ブース』など、ファンタジー、ロマンス、アクション、サスペンスなど、幅広いジャンルにわたって紹介されています。『風とともに去りぬ』のような誰もが知っている名作は外され、メジャーどころだけどまだ観てない人もいるだろう的な作品の中から選ばれているところもポイントです。
 
 おすぎさんのblogを読んでDVDで観てみたくなった方はぜひ、TSUTAYAでレンタルしましょう♪』


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