最近、timeleszというグループを見ていて、どうしても拭えない違和感があった。
それは「嫌い」という感情ではなく、

なぜ、わざわざ自分たちの居場所を狭くするような売り方をしているのか?

という疑問だった。

僕は、彼らのオーディション企画をかなり好意的に見ていた。
旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に、一般応募からデビューするという試みも、時代に合った挑戦だと思っていた。

だからこそ、
「事務所や過去グループへのリスペクトを示しながら、
少しずつファンの反発を和らげていく」
そんな未来を想像していた。

だが、現実は真逆だった。


炎上を前提とした“実験グループ”

今のtimeleszの売り方は、どう見ても対立と分断を前提にした戦略だ。

・従来のファンを刺激する言動
・先輩グループへの配慮が見えない演出
・賛否を“燃料”として拡散する構造

これらは偶然ではなく、むしろ

「どこまで炎上しても話題になるか」
「どれだけ感情を揺さぶれるか」

を計算した、“実験型アイドル”のモデルだと感じる。

その結果、timeleszとそのファンは、
今や「何を言ってもいい対象」のように扱われている。

本来、矛先が向くべきなのは運営であるはずなのに、
その怒りは、若い一般応募のメンバーにまで向かっている。

この構造は、あまりにもリスキーだ。


分岐点に立つグループ

今のtimeleszは、

“最も強いが、最も脆い”

地点にいる。

ここから先、彼らの未来には大きく分けて4つの可能性がある。
1. 路線転換型(和解ルート)
 過去への敬意を明確にし、分断を物語に変える。
 → 長く続く再定義型アイドルへ。
2. 炎上固定型(消耗ルート)
 話題性は続くが、ファンもメンバーも疲弊。
 → 一時代で終わる存在に。
3. 分裂型(再編ルート)
 脱退や活動休止を経て、グループが一度“死ぬ”。
 → 伝説化するが文化は断絶。
4. ブランド化型(脱アイドルルート)
 炎上をコンセプトとして固定し、IP化。
 → だが“ファン文化”は育たない。

成功している今こそが、
実は“最後の修正タイミング”なのかもしれない。


王道が空席になった瞬間

ここで、もう一つの存在が浮かび上がる。

timeleszが“邪道”を突き進む一方で、
同じタイミングでグループを離れた
**中島健人**は、
王道ソロアイドルとして圧倒的な評価を得ている。

これは偶然ではない。

旧 Sexy Zone が持っていた、

・品の良さ
・物語性
・事務所への敬意
・ファンとの長期関係

その“王道席”は、
timeleszの路線転換によって空席になった。

そこに、中島健人が“継承者”として座った。

結果として、世間はこう再確認したのだ。

「あ、これが“アイドル”だったんだ」


邪道と王道は、同じ断絶から生まれた

timeleszと中島健人は、対立しているようで、実は同じ断絶の表と裏だ。

・一方は、未来を試す実験
・一方は、原点を守る象徴

邪道があるから、王道が輝く。
分断があるから、統合が尊い。

僕が感じているのは、失望というより、

「どの未来を選ぶのか」を見ている感覚

なのだと思う。

timeleszは今、
“終わり”ではなく、分岐点に立っている。

その先に、どんな物語が待っているのか。
それは、これからの選択次第だ。