mikoの日々の思い ガヤくんにもらった新たな時間

mikoの日々の思い ガヤくんにもらった新たな時間

ただ息をして時間が過ぎて行くのを待っているだけの日々の中、キスマイ藤ヶ谷太輔を見つけて、止まっていた時計が動き始めた。

義理の父母が亡くなった

95歳と100歳

2年半前から同居し、色々してきた

その前からも近くに住み食事を届けたり洗濯したりしてきた

2年半前コロナで入院した母は、1人で歩く事も出来なくなり、全てのことに助けが必要になった

父は、痴呆が進み常にタイムトラベラーで、性格もきつく、怒鳴ったり殴りかかってきたりは常日頃

話し出しからキリが無い

私の他に介護する人もなく、突然パートを辞め仕事先にも多大な迷惑をかけた

趣味でやっていた事も諦め、全ての時間を犠牲にして人との繋がりも切れた


そこまでして義父母の世話をしてきたのは、恐れからだった

義父母に何かあった時に、夫や親族特に夫の姉から、貴女がそばに居てくれたら、何かをしてくれていたらこんな事にはならなかったのにと言われるのか怖かった嫌だった

しかし、2人の老化も進み私1人で2人を世話するのは大変になって来た、どちらかが寝たきりになったら自宅では面倒見られないと私が夫と話し合い、介護施設へ入居の計画を話し始めた矢先に、2人が亡くなった

母が亡くなった直後、私が恐れていた事が…

姉の口から、‪✕‬‪✕‬さんが歩けなくなったら面倒見られないって言ったからおばあちゃん死んじゃったね

本当の事だから何も言えない

姉は勿論、夫もそう思っているかと思うと話をするのも顔を見るのも出来なくなる

でも、色々な物を犠牲にして、色々な人に迷惑をかけたこの何年かは、何なんだったんだ

私が投げ出していたら、誰か2人の面倒みてくれてたのか?私かやらなくても良かったのか?

亡くなった父母はどう思っていたにか?

母からありがとうと言われた事は1度もなかった