
年末に紅白歌合戦で見た
アンパンマン。
亡くなった息子との
思い出がたくさんあるので
ドラマのほうは見れませんでした。
けれど、久しぶりに見る
アンパンマンは
悲しいけれど、苦しくはなく
丸い顔もマントも黄色い手も
ただただ懐かしくあり⋯。
◇
二歳のとき、玩具売場で
アンパンマンの大きな人形が
欲しいと泣いた長女。
彼女がものをほしがったのは
そのアンパンマンと
二十歳になったお祝いとしての
iPadだけかもしれません。
当時の写真を見ると
毎日、朝から晩まで
アンパンマン人形と一緒に
過ごしていた様子が
わかります。
でも弟ヨシが
生まれてからというもの⋯
多くの写真のなか
長女の隣で微笑んでいる
アンパンマンのかわりに
丸顔のヨシが
とってかわりました。
「あんぱん?」
「ちゃーう!アンパンマン!」
覚えたてのカタコト言葉で
話す小さな弟に、
一生懸命に教えていたっけ。
◇
写真はイオンモールや
デパートの屋上にあった
アンパンマンのたいこでどんどん。
二十歳になった長女は
いまもiPadでリズム系ゲームを
して遊んでいるようです。
アンパンマンの人形、
天国にいった弟に続いて、
小さな猫がいつも
傍に座っています。
(この猫もその親猫も
ヨシの命日の数日後に
生まれました)