
今年、ノーベル賞を受賞された
坂口志文さんが研究される
免疫応答を抑制する仕組み。
今後多くのがん患者を救うことに
つながってほしいと願っています。
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息子が入院した2018年にも
免疫のブレーキ機能[PD-1]の発見で
本庶佑さんがノーベル賞を
受賞されています。
本庶さんの同級生に、
父親と二人きりの家族だった方が
いたそうですが、
スキルス性胃ガンで
あっという間に亡くなってしまったそうです。
人はなんとあっけなく
いってしまうのか。
その時の思いが、
がん研究への一つの力に
なったと聞きます。
本庶さんの受賞とともに知った
第四のがん治療「免疫療法」。
がん患者の家族の皆さんは
友人の皆さんは
恋人の皆さんは
きっと誰もが願うのでは
ないでしょうか。
もう少し生きることができたなら
もう少し先の未来に
画期的な治療法があらわれて⋯と。
その免疫療法で
夢の抗がん剤といわれた
オプチーボのことを知り、
東大病院に何度も連絡して
参加登録できた治験。
これで治る!息子ヨシにそう言うと
笑って頷いていましたが、
その数週間後に容態が急変したため
東大病院に入院することは
できませんでした。
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今年、ノーベル賞を受賞した
もう一人の北川進さんは、
息子ヨシが生きていたら
通学していた地元中学校の卒業生
受賞を聞いて喜んでいる
ヨシの同級生たちが
父親、母親になる頃にはがん治療薬が完成するのかな
⋯とぼんやり思っています。