ボクは、自身の孫である「ワックン」と交信したんだ。

もちろん、ヴァーチャルな(仮想世界の)空間に於いてだけど。

彼も多忙なんだ。

ボクみたいな、ヒマを持て余している「ロージン」風情とはワケが違うんだ。

彼は現役の大学生であって、学業も励まなければならないし、バイトだってある。

ボクはスマホは「ロージン」にありがちな苦手なツールだけど、「グループLINE 」ぐらいだったら操作は何とか可能なんだけど(設定してもらっているからね)、ちゃんと場所とか時間帯を考慮して、やんないと、妻にたしなめられるんだ。

「『ワックン』もいろいろと忙しいんだから、良く考えて(メールを)打ちなさいよ。

煩わしちゃダメだよ!とにかくあなたの(メール)は長くてクドイから!」

と、.......

もっともなので、ボクは粛々とその意に従順に従うんだけどね。

そのヴァーチャルな空間(それだったらイイよね-----------誰にも迷惑はかからない)で、ボクは「ワックン」に報告した。


「ワックン、ボクは無事退院したよ。元気でいるよ。また、ブログ再開しているよ。

見てね。

入院中いろいろと収穫はあった。

ABBAちゃんと出会ったのもそうだし、Oさんと言う女性とも、ボクのブログを介して知り合ったし、病院のスタッフさんも、ボクの拙いブログを応援してくれている。

ありがたい!

とにかく、頑張るよ.....頑張ってみるよ」

(もうすぐ、暮れだ。正月にはまた会えるね。ボクんちで......)

ボクは北の方角の空を、シミジミと眺めた。あの山をいくつも超えたトコロで、彼は頑張っているのだ。