たまにマキさんが聴きたい | ぎんNECOスペインバカ

たまにマキさんが聴きたい

BARで呑んだくれて
    ぷらっとしながら帰る

いつもの路地 黄色い街灯で照らされたグラナダの夜


見慣れた グラナダ(ザクロ)の並ぶ
  誰も通らない入り組んだ路地

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さらに細く しっとりとした石畳の裏路地


 そこに自分の靴音だけを コツコツと響かせながら歩く

 その音に ついニンマリしてしまう路地


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ギギーっと 大きな扉を開ける
 シンとしたパティオにつづく アイアンの中ドアに
 そっと鍵を差し込む

見上げてその扉を眺める

 「やっぱ ココのこの鉄の扉・・いいよねええ」

ふと独り言が口から出て  またちょっとニンマリ

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路地の黄色い灯りと このウチの灯りは そっくりで
   呑んだくれて路地をうろうろして戻ると
  外なのか内なのか一瞬忘れてしまう
 階段を見て 「ああ、ウチか・・」


大きな石とタイルの階段を4階まで 上がると
段々と唄が聴きたくなる

こういう寒い時は マキさんの声が聴きたい



・・・浅川マキ 「ちょうどいい時間」・・・





写真を整理していて見つけたモノ

あれ? マキさん?

   そんな風な写真がなぜか1枚だけ入っていた



 ははは   あたしじゃん

   こんなのいつ撮ったんだろう。どこ?


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