空を見ていた | ぎんNECOスペインバカ

空を見ていた






夕べは 久しぶりに
寝付けなかった夜だった

  あたしにしては珍しいことだ

そりゃあ  昼バルで5時間飲んで
まだ暑い日中に ちょっとうたたねしちゃったから
夜 眠れなかったのも当然かもしれないね



そんな 夕方のうたたねから目が覚めた時

ベッドの足側の窓が目に入った


  ん??

   鷹?

  
 そう思わせるような勢いのある 大きな黒い影が横切った



ぎんNECOスペインバカ


ベッドに転がったまま

しばらくソレを眺めていた


  ああ、  燕か・・・


物凄い数の燕が
  夕暮れの空で 乱舞していた


こんなに多くの燕。

 グラナダにこの時期いつも暮らしているけど
  こんなに多く飛んでたっけか?


なんだか
 すごく奇妙な光景にみえて しばらく見とれていた


そうか・・  グラナダでこの高さに暮らすのは初めてだったね

  きっとこのくらい上ではいつもの光景なのかもしれない


ウチの窓から  ザザーって 今にも飛び込んできそうな

  そんな感覚をおぼえて


なんとなく  「来い。 入って来い」

   とつぶやく自分が 少し可笑しく

    そして いとおしくなった

ぎんNECOスペインバカ


その群れに

 入り込み

  そして


舞えたらいいのにね