富士山がきれいに見えるので写真を撮りたくなりました。
新幹線で移動する人にとって、
もはや富士山は珍しくもなく、
いつもの風景のひとつでしかないようで、
車窓からの富士山の眺めを写真に収めようなどと
思っている人はいないようです。
iPhoneのシャッター音が恥ずかしく感じます。

もたもたしている間に富士山は山の陰に隠れてしまいます。
それにしても、今頃どうして富士山の写真など
撮りたくなるのでしょうか?
御嶽山の噴火で亡くなった方々は、
本当に残念でしたが、この富士山もいつ噴火するのか
ただただ人間が知らないだけで、
マグマなのか水蒸気なのか、
大きなチカラが今まさに、あの富士山のどこかに、
蓄積されつつあるのかもしれません。

古くから富士山は信仰の対象だったそうですが、
ひとつのアイコン、キャラクターにまで昇華させたのは、
間違いなく葛飾北斎だと思いますが、
富士山の姿形自体は当時とほとんど変わらないでしょう。
もし噴火というようなことになれば、
山のカタチ自体も変わってしまうのかもしれません。
もう次の東京オリンピックが終われば、
リニア新幹線が運行されるでしょう。
そうすれば、新幹線の車窓から見える富士山も、
もう少しは人の関心を引くことができるかもしれません。
つい先日、新幹線が走り出して50周年を迎えましたが、
リニアが走り始めたあと、東海道新幹線はどう変わるのでしょうか。
同時に富士山がどう変わるかも、興味深いですね。
