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      日曜日よりの論者

 

track67 ⏯️ 縁の下のイミグレ

 

 

 

 

今夏、大学の「奨学金」にスポットを当てた社会派映画

 

『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』

 

の公開を控える、なるせゆうせい監督。

 

同監督が「経済」をテーマにした青春映画

 

『君たちはまだ長いトンネルの中』(2022年公開)

 

に続いてメガホンを取った「外国人労働者」の実態を描いた映画

 

『縁の下のイミグレ』(2023年公開)

 

をYouTubeで観賞しました 🔽

 

 

 

 

 

 

発展途上国からジャパニーズドリームを夢見て来日した技能実習生のハイン。

 

しかし、現実は厳しいものでした。

 

日本にやって来て数ヶ月後のある日、ハインは「給料未払い」の相談をするため、行政書士の事務所を訪ねます。

 

このことをきっかけに「技能実習制度」の問題点が明るみになっていきます・・・。

 

 

タイトルにある「イミグレ」とは、「移民」のことです。

 

国連などの定義では、祖国以外の地に1年以上滞在する者は「移民」となります。

 

もちろん、技能実習生も例外ではありません。

 

人手不足を補うために「移民政策」を推進する政府与党。

 

某バイデン大統領が、日本は「排外主義的」と発言していましたが、とんでもない!

 

ボケて

寝ぼけているのでしょうか?

 

いまや日本は「経済大国」ならぬ

 

立派な「移民大国」なのです。

 

もちろん、喜ばしいことではありません。

 

「移民政策」が、世界で混乱を招いていることは、数年前から報じられています。

 

「ブレグジット」や「トランプ現象」は、そのことを象徴する出来事でしたし、最近になって、日本でも外国人による事件や犯罪などの「移民問題」が度々報じられるようになってきました。

 

本作は、それらの問題を引き起こす「制度」の闇と、その「制度」を支える日本の腐敗した「構造」を浮き彫りにします。

 

 

映画終盤、技能実習生ハインは【あること】を胸に誓います。

 

純粋で強いハインの想いは、ナイーブで脆弱なこの国に何をもたらすのでしょう?

 

物語の先を想像すると、わたしは少しゾッとしました・・・。

 

先ずはこの「仕組み」を知り、「関心」を持つことが必要です。

 

 

それにしても、なるせゆうせい監督は素晴らしい。

 

わたしは勝手に “日本のケン・ローチ“ と呼んでいます。

 

これからも様々なる意匠に囚われることのない

ユーモア溢れる「社会派映画」を期待しています。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

playlist ⏯️

『縁の下のイミグレ』by なるせゆうせい

 

 

 

予告編はこちら 🔽

 

本編映像はこちら 🔽