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Playlist from Sundy

      日曜日よりの論者

 

track68 ⏯️ 君たちはまだ長いトンネルの中

 

 

 

 

前回のブログで、「技能実習生」の実態を描いた映画

『縁の下のイミグレ』を取り上げました。

 

これは脚本・演出家の、なるせゆうせい監督がメガホンを取った

 ”社会派青春映画シリーズ” の2作目となる作品でした。

 

現在、大学の「奨学金」をテーマにしたシリーズ最新作

 

『威風堂々 奨学金って言い方やめてもらっていいですか?

 

が絶賛上映中で(※公開日は地域によって異なります)、それを記念して、只今、YouTubeにて期間限定で無料公開されているのが、シリーズ第1作目の『君たちはまだ長いトンネルの中』です🔽

 

 

 

 

 

※このあとネタバレがあります。

 

 

この作品は、「経済」を勉強した女子高生が、自分たちの「未来」を想って起こした行動が、同級生やOB、さらには、「若手議員」をも巻き込んで、愉快痛快に物語が展開していく青春学園ムービーです。

 

当ブログで、『君たちはまだ長いトンネルの中』(以下『君トン』)を取り上げるのは3度目となりますが、今回は、重要な登場人物の一人である「若手議員」にスポットを当てながら、『君トン』の見どころを綴ってみたいと思います。

 

さて、「若手議員」と記しましたが、元々は戦隊ヒーローを演じていた俳優で、芸能界から政界に転身し、とくに「志」があるわけでもなく、元財務省の先輩議員の言うことに従いながら政治活動を続けるタレント議員。

 

27:10  主人公の女子高生(以下アサミ)は、商店街のお祭りをPRするために訪れた地元の新聞社で、この元戦隊俳優のタレント議員(以下武藤議員)とバッタリ遭遇します。

 

人一倍「経済」に詳しいアサミは、不景気が続く日本の現状を鑑みて、「消費税廃止」「積極財政」をここぞとばかりに武藤議員に訴えます。

 

アサミの要望を聞き流して、その場から立ち去ろうとする武藤議員に、当時のヒーローカードを突きつけながらアサミは言います。

 

 

「この時みたい戦ってますか?」

「 今でも正義のヒーローですか?」

 

 

注目したいのは、『君トン』が女子高生アサミの奮闘を描いた物語であるのと同時に、「積極財政」を訴えるアサミの主張と、

「緊縮財政」派である元財務省の先輩議員の圧力との間で揺れる、武藤議員の「葛藤」を描いているところです。

 

じつは、武藤議員は、日本の景気を回復させるためには、アサミが主張する経済政策が正しいことを知っていました。

 

それは、議員になりたての頃お世話になっていた「ある人物」に教わっていたからです。

 

しかし、元財務省の先輩議員や、党の方針には逆らえず、

その「教え」は自分の胸にしまっていました。

 

そんな武藤議員の姿勢が、アサミ等との出会いによって徐々に変化していきます。

 

 

1:08:20  クライマックスは武藤議員に用意されていました。

 

討論番組「どうなる?日本経済」に、元財務省の先輩議員と共に生出演することになった武藤議員。

 

本番前の控室。武藤議員の変化に気づいた先輩議員に余計な事は言わないようにと釘を刺されます。

 

そうこうしているうちに公開生放送がスタート。

 

パネラーは、困窮する国民の声を代弁し、「積極財政」「減税」を訴えますが、先輩議員は党の方針である「緊縮財政」「増税」の必要性を強く主張し続けます。

 

その横で、黙ったままうつむく武藤議員。

 

それを観覧席から歯がゆい思いで見守るアサミ•••

 

果たして、武藤議員は「本物のヒーロー」になることができるのか⁉️

 

 

 

只今、YouTubeにて期間限定で無料公開中🔽

 

 

 

本作のメガホンを取った、なるせゆうせい監督は、コロナ禍をきっかけに「経済」に興味を持ち、日本の景気を回復させるために必要なことを学び、それを少しでも多くの人に広めようとして、この『君たちはまだ長いトンネルの中』を撮りました。

 

その後も、「自分しかいない」という「使命」を帯びながら、「技能実習生制度」や「奨学金」といった、「日本の問題」を扱った映画を制作して、観客に「考える」きっかけを与え続けています。

 

前回の投稿で、なるせ監督を『家族を想うとき』や『わたしは、ダニエル・ブレイク』などで知られる、イギリスの名匠「ケン・ローチ監督」に例えましたが、もう一人、なるせ監督と重なる人物がいることに気づきました。

 

それは、『君トン』に登場する「武藤議員」です。

 

今回改めて『君トン』を見返して、登場人物の中で、最も監督自身を投影したキャラクターなのではないかと感じました。

 

 

17:03「デフレヤバイ!」の状況はさらに悪化し、暗くて長い不景気のトンネルから抜け出すことが益々困難になっています。

 

まずは、現状を「認識」する必要があり、『君トン』はその入口として最適な映画です。

 

武藤議員の「変化」は、アサミが新聞社で起こした、真っ直ぐな「行動」が「きっかけ」でした。

 

誰かが起こした「行動」が「きっかけ」を呼び、その「きっかけ」が次の「行動」を起こす。

 

このブログが、何かの「きっかけ」になることを願いながら

(投稿する) ボタンを押したい下差しと思います。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 

只今、YouTubeにて期間限定で無料公開中🔽

 

 

君たちはまだ長いトンネルの中MV🔽

 

 

playlist ⏯️

君たちはまだ長いトンネルの中 dy あまりかなり

作詞:なるせゆうせい

作曲:山本光恵

 

 

 

 

空を見てもヒーローやってこなけりゃ

自分でなればいいのさ

 

 

 

 

🔼主題歌の歌詞を一部引用しました