届いた箱は、空っぽ? | ガステ美智子の愛がミチル話

五女の小さな木で出来た椅子が壊れてしまった。

そこで新しいものを買い、届いた。

 

組み立てが必要だったので、

また後でやろう

と、玄関に置きっぱなしにする。

 

色んな用事を済ませながら、過ぎていく日常。

その途中に、長男(14歳)が帰宅する。

長男が、ニコニコしながら話しかけてきた。

 

「ねぇ、ママ。この箱、空っぽだったよ。」

 

長男が差し出す、箱の中を見てみる。

なんと、組み立て前の椅子が入っているはずが、空っぽ。

 

「え!どうしてなの?!」

 

焦った私に、長男は、

 

「だって、ほら!」

 

可愛らしい、小さな椅子がそこに。

びっくりしたよ。

長男がこっそり組み立ててくれていた。

 

高いところのもの、重いもの、とても頼りになる。

そんな彼の、こんな風に少し甘えん坊に接してくれる瞬間から、大きな幸せをもらう。

 

とっても素敵な、優しい青年に成長してくれる姿を楽しみにしているよ。

 

写真は五女(2歳)