レ・ミゼラブルを鑑賞してきました。
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今日は映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。
わざと1日(元旦の映画の日は超混みなので)をはずしたのに、
劇場は人でいっぱい。
そんな注目されている映画なんやぁと思いつつ。
えーと、まだまだ上映されているのでネタバレは控えつつ感想をば。
ミュージカル映画というのはなんとなく聞いていましたが、
結構すんなり入り込めました。
私自身、レ・ミゼラブルという作品は「超有名なミュージカルらしいね」程度の
認識しかなかったんですけれど、(恥ずかしいわ)、
それでも物語は理解できたし、気になる点もありました。
かなりスケールの大きな物語性、カメラワークもメガ素人客ながらすごいなぁと
思わせるところや、生歌・生演奏で撮影したetc、と知れば知るほど
フーパー監督の手腕を感じさせる映画だったように思います。
ハリウッド俳優・女優の徹底した役作り・歌のうまさも圧巻。
あのアン・ハサウェイが13日間絶食して作り上げた
「貧しさゆえに堕ちて孤独な美女、フォンテーヌ」は見ものだと思います。
そのフォンテーヌの娘・コゼットは大きくなって見違えるんだけど、
大人コゼット役・アマンダ・セイフライドの「ハッとする美しさ・品」も注目してほしいです。
出演人物の人間性の描き方も秀逸。
善人役・悪人役をきっぱり分けてしまっているように見えるんだけど、
どのキャラクターも魅力的です。
人にはいろんな事情があって、秘密があって、悩みがあって、過去がある。
特に主人公・ジャン・バルジャンの苦悩は、痛いほど伝わってきて
涙が止まりませんでした。
そして、登場人物全員に言えることでしたが、
自分なりに夢ある未来に向かって一生懸命生きたいと願う気持ち、
生きている上での葛藤、神への敬虔な気持ちの描き方も
丁寧だったと思います。
ただ、あの物語を3時間にまとめなきゃならんので、
「ちょっと話の流れが荒いかな」感もありましたが。
でも、そのへんを払拭するぐらい迫力があって見応えがあると私は思います。
あと、この映画を観に行く際の注意。
・上映前は必ずお手洗いに。(観ながらたくさん飲食すると膀胱が危険ですよ)
・ハンカチよりタオルハンカチがいいかもです。(涙もろい人は特に)
・大きな音楽でごまかす演出ではないので、結構音が気になると思う。
ぐ~という空腹の音や、映画がわからなくて眠ってる人の寝息、
携帯のバイブ音なども静かな中で、かなり目立ちます。
サイレントモードがオススメ。
以上、映画「レ・ミゼラブル」の感想でございました~!