今、バーバラ・ストライサンドに凝っている。

何故ここで言うか？「ある愛の詩」がレコードだったから。一見、綺麗な、じゃない、一聞、奇麗なデジタル音が嫌悪で聴こえて来てもう、ずいぶんと久しいが、時代の流れが、高音で高テンポ＆ビートが主流の成って久しい同時進行、つまりロックと共にデジタル音が普及、と言えるかもしれない。元々は、ストーリー性の高いバーラードが好き、も有って、高密度音楽には反目する心が最近はデジタル音も飽きたかのように、聞き流しの耳に成ってしまっているし、それがクラシックを聴くにもデジタル音では、物足りなさが面白くない。同じ年代の人達には、何となく解って貰える共通耳、と思うけど、同じデジタル音でも、レコード盤録音をデジタル処理した昔音楽が流れると「あ～と心が落ち着く。」のである。思い込みの主観だろう、と言われそうだが、このバーバラ・ストライサンドのウーマン・イン・ラヴを久しぶりに聴いてこの夜空を駆け巡るような歌と演奏は、レコード録音が良い。自分にとっては一番良い。言い、良いと連呼すると「お前の耳が現代録音について行けないだけだろう」の結論を頂く事の成ろうが、敢えて音の伸びをカットしたデジタル音よりも自然音を基調にした楽器と演操作の感じ取れるレコードが良いなあ。そして、もう一つ低くから鳴る真空管アンプ。デジタルでグラフ形状が良くても、数値が語る音楽よりもアナログ音に集中力が働いて心地よく、奇麗に聞こえる、こう言う戯言を言いたくなる程、今は憧れている録音とオーディオシステムだ。
非接触で雑音の無いきれいな音、と言うが、ピアノなら、ピアノ線の音、鍵盤をたたく刹那の音まで聞こえるのは、アナログ音と思う。人の耳は、元々、日常雑踏の音の全部を拾う耳ではない。不要の音は聴かないのも人の耳、テレビ音声を聴いてパソコン音声も聴く必要をセレクトできるのが人の耳だから、「それほど雑味の無い音、が必要、とも思わない」のが我らの音の価値感。
レーコード溝のストッスーの針の落ちる音も、音楽が始まれば、自前の耳がカットしてくれる。こちらの方が、生の音。デジタルは加工音。仮にこれから、低温ブームやバラードブームが起きたなら同時に、アナログも復活ブームになって欲しい、と思うのは、昭和人だけだろうか？いや、耳科学が進んでアナログ復活。だって、スピーカが何処まで時代が進んでもアナログなんだもん。マイク音が伸びカットのデジタルカット音。今のスマホの交信音声も声帯音では無いのだそうな？若者もそれには気付いているそうだから、アナログ音の良さ、若者にも通じると信じている。
あ～天空を翔けるバーバラの歌声、良いなあ！アナログ良いなあ！クラシックアナログ良いなあ！アナログ復活は、もう無いのだろうか？ミュージックの、オーディオのデジタル化って、いったい何の為に普及したのだろう？老若男女、世代を超えて流行る歌、無くなったよなあ？要らなくなった、と言う事なのだろうが、妙な言い方をすれば、差別の無いボーダーレスを求める時代に、世代を超える歌が無いと言うのは？時代に有っている、と言えるのか？口では差別無しの平等と言いつつ、橋掛けになる歌、音楽が迎合していないのは、ある種の差別を含むように思えるし、がカラオケも、レトロ楽曲を無くしたら、消えてしまう程の影響大、とすれば、何か間違っている気がする。音楽の豊かさを思う時、デジタル化はそれは、反普及しかやっていないではないか。これで誰が儲けて、潤うと言うのか？解からない。私には合理で貫いてズッコケた例にしか映らないのだが、唯一と昔も今もはある、それはアニソン分野だ。後は皆、個のマニア化して、中に入るのも時間が掛かって、敷居も高い、歌って、音楽って、こんなものだったっけ？。