日本の経済の停滞理由と成長方向の導き　５

ている。「義理と人情」もあるだろうが、親の苦労子の苦労を察しての事。この関係で成される製品作りも業務達成も質に於いて向上貼っても下落無しのメイドインジャパン。日本には、親会社子会社の立場の区別を理解し並び立つ。使従関係がどの世界の国とも違う日本独特なもので、言わば仕事ルーチンの中に温かい血が流れた関係で、「必要とされる、役に立つ、必要とされる、愛される」の絆の由で、充服している。他国のような「使用人と従業員」は水と油、は皆無と言って良い。それもこれも、親が子を思い、子が親を思う日本人の素養に依るもの。教養が成す関係なのだ。景気が悪く成れば従業員も下請け会社も、経営者を思い、親会社を思う。危機を乗り越えて報酬が有ると信じて働く。こうして世間を解釈するにも「関わりなしの分離で考えない」「共に苦労、発展」この地が流れているのが日本人で、空気を吸って血肉にして来た。当然、景気上昇対策と称して賃上げされても、心のどこかで経営を心配する。少子化対策費を頂いても、庶民個々が、子育て条件が満たないと思っているから留まる。
そうい意味で、日本庶民は、上っ面で扱えない厄介者ととも言えるが、逆に言えば、あっちこっちから持って来た貼り薬では、「違う」として動かない、と言う事だ。こんな庶民性格だから、アンケートを集めても意に反すれば、真実として受け入れず心境は上がってこないだろう。
現在の日本経済状況で、何故？賃上げ要求が出ない？出す人は少数派、アンケートで多数と出ても効が無い。日本ではこうした事が多い。ここに、日本人で有りながら日本人を解っていない、が有り。ここを解ろうとしない間抜けがいる、と言えるし、個の特有の日本庶民を引っ張る、リーダー質が育っていないのか？気遣える行政も政治リーダも居ない。
「賃上げが叶っても物価上昇でチャラ」庶民は先読みしているのを気づかない政策出し。「なんだかなア」ため息が出る。世共通する「自分さえ儲かれば良い」日本人も面では言うが、社会全体視から、「？？目的、効果には？？」一腹違う心配をする。この一腹を理解で消し去る方法でなければ日本庶民は安心して前へ歩まない。
「家族的思いやり」や「浪花節」止めて新感覚の庶民に、ではなくて従業員ももっと自由に下請け子会社も、もっと自由に！と言いたくなる程のコチコチ塊りを指摘するより先に「実はそれぞれ自律も自由も」持って生活をしているのだが、「習癖の様に現仕事の向上、や改善に注力してしまう」分かっていても行ってしまう熱心。
思うに、既成の感覚を新感覚に転換を言うだけでは、言った本人も理解していない先ものに、頭の良い日本庶民はついては行かない。ハッキリした地図を示して理詰めに導く事、道と行先を示す事が、賢き頭をリードできること。

日本経済の企業面々を俯瞰して眺めると、ある欠点と言うか？欠落がある。それは向上心も、進化発展も皆一緒に！と言う相互互助精神に囲われている事。村社会が一個の単位でつチーム。進化発展が「勝ち」の目標なら村全員で成し遂げる。普段的にはここから外れない。でも日本でも時の英雄的に人物が出ているではないか？村の大きさを超えた時、日本国難に成った時、そんな時はほぼ自動的に纏まって人物が出でる。普段的な波風や未来の為の土台作りには、出でないのが日本人社会。特に現代の様に、心配が沢山有っても、予想がついて、苦しさの無い景気対策だとか？国家構造だとかの話は、誰も言わない「誰かにしわ寄せが有っての前進」だから、猫に鈴を付ける役回りを避ける。これを改革改善しようにも、そもそもが嫌だから知恵も出でてこない。知恵と言うのは「説得話術」しかも風習的歴史だから、こう言えばああ言う、議論話術も持っていない。ケンカした事も無い人間がケンカした時、納める話術を知らないと言う事である。日本人は優秀では有るけれども、優秀人が非優秀を諭すのにどういう説得がベストか、全く知らない。良く「日本国の外交口下手」を言われるが、「相手を見下して言う言葉を知らない」し「見下した態度すら持っていない」これも世界リーダーとして期待される日本なら、変えないといけない。さらりとスマートに、口汚く言う外交にはどう？リベートするか？
景気問題が日本気質に成って視よう、な妙な方向展開になったが、日本人は世界に中でどの位置でどうモノを言うか？日本人だからこその欠落は有る。これをまだまだ学ぶ必要が有るし、西洋経済、自由経済でも当たり前の事だが、日本の歴史よりも断然に短くて自由経済は２００年に足りない歴史しかない。素養が足りない者がいて、優秀過ぎる者も居るのが世界なのだから、共に学んで近づかないと未来を語る時に思惑外ればかり生じさせてしまう。世界経済が良く滑るのも、このせいなのだから、日本人はこの機に学び範を見せなければならない。