独裁の心は、誰もが持っている心　１０

―人を脅しつける知恵しかスキルしない独裁者―
現在世界に散らばっている独裁国家と独裁者、そう、言いながら見下し心が入るようになったのは、ここ最近だ。それまでは不平等運動やら、イデオロギーの理想やらと、沢山の犠牲の上に、の理由から、国も独裁者もある種、尊厳を持って見られてきた。立派な考えと立派な行動と立ちはだかる壁を壊した理想郷。その為の犠牲は致仕方ない。とそれが国内、国外情報が洩れなかった時代までは、国も独裁も敬意で見られていたが、今日のように、ＳＮＳでリアルタイム情報下で、どんどんとドンドンと、真実が知られて、今までの敬意も、憎悪に変貌して来ている。変わらないと思っているのは、ＳＮＳ時代から遅れてた、時間の止まった所にいる独裁者だけが、権威続行を信じている「裸の王様」を演じてくれている。
今まで隠れていた本人の発した言葉も、全部記録されて、かつ本人は、変わらず好都合、不都合言動を飽きずにこの時代に遣ってる。当然に、そんな語録を寄せ集めれば、それで大まかな正体も浮かんで来る、と言うもの。それが前述した「チンピラ」と言う訳だ。また重複もするが、大特徴、「何年たっても、変わらない脳みそ」まあそれも証拠と言うもので、通常として、立場の下位に居れば下位の視野で人はスキルするし、出世して、上位に行けば会社なら社会意識でスキルするだろうし、地域なら国を意識して目線でスキルする、国のトップなら世界か、地球視線でスキルする。これは眼にするものが変わると言う面も有るが、見る景色によって触発された人間のスキルも発動して自動発進するものと思う。だけれども、独裁を目指す「チンピラ根性」は何処まで落ちても、逆にどこまで上り詰めても、不思議な事に「チンピラ根性は変らない」言わば、凝り固まった生根で、狡賢いハイエナがその生き方しかできないような野生根性のようで、変われない動物の生態を、人間界でも演じる。チンピラ身分でも、親分身分でも、大統領身分迄上り詰めても、頭脳はチンピラが抜けない。この種の人間には日本の「男子、三日会わざれば刮目して見よ」は無しなのだ。昔、手が付けられないヤンチャで、放蕩三昧で、今は、、律した立派な人間、なんて偉人伝説、出世物語の人間には成らない、なれないのが「チンピラ根性」だ。悪の親分、だって改心して褒め称えられる人間になった話も聞く。法を犯して巨悪と言われても、改心して全うの道の戻った話。悪いなりに筋論を言う悪、と悪さも善の中でも悪の中でも、狡さで擦り抜けてきた「チンピラ根性」だけは、どんなに環境が変わろうとも変われない、変わる必要を感じないのだろう。
ただ敵視する人間は有る。それはグローバルな頭脳明晰教養人。この人等に集まる人間さえも嫌う、劣等感が仕向けるのだ。
このようにチンピラと解る事で、対応も出て来ると言う事だ。先ずは取巻き連中の性格やら姿勢態度。次はその会話の言葉と使いと内容。決断が利益の結果と自画自賛。国も民も全世界も、賛辞の為の存在だから賛辞人と非賛辞人、反賛辞人で区分けして処遇する。ザっとこのような性質が現れるが、言葉にすると日本の議事堂内にも居そうな感じ。まあでも改心余地ある人間として、改心余地のゼロがチンピラ性格だから、対応も無くはないのである。そして変われないから、何処まで偉くなっても対峙方法は通用すると言える。脅し脅迫が武器のチンピラ、強さで言って日本では、自衛官？警察官のどちらが対抗できるか？
彼らは自衛官にはビビらない、警察官を嫌がる。警察官がチンピラの、敗北時の言葉を知っているし、敗北の認めさせ方も知っている筈。国レベルと思い込めば身構えてしまうが、そんな高いレベルを思う事は無い。でも日本で言う平成時代、令和に時代が移って、世界中の民主国家は解って来た「チンピラとしての対応」と、ただ独と、仏は怪しい所が有るけれど。だから、崇高な論理で説得なんて、相手の頭にも耳にすら入って行かないし無駄事である。騙しと脅しの二刀流の使い手ならば、騙されない、脅されたら、その上を行く、そして弱みを握らせない、自分のレベルを解らせる。彼らの弱みは、一つある。「人の為、社会の為」は微塵も無いから、大事は、「自分の命」その為に逃げまくるのも大特徴だ。余談では有るが、第二次大戦の悪辣、ヒトラーは、それでも自分を始末した訳だから、仕出かした残虐のレッテルは剥がせないが、現、ロシア、中国の彼らよりは、チンピラではない。弁護は出来ないが、ヘビが途中で乗じて大蛇の変わってしまった感が正しくもある。
と言うのも、最初から嘘の世界観からではなく脱却の世界観と思うからだ。どちらにしても、器では無い事が、自他ともに無理を強いたって事だ。ともあれ、世界民主各国がチンピラと気付いても、これが初仕事と言う事で、対応と対峙と退治の法にはまだ確信が無い。つまり脅して来たら、脅し返す、が本当に効くか？まだ未知数と言う事だ。この露と宇の件の治まるを見ての結果が一つの理になる。我が心の中を言うと、「脅して来たら、脅し返せ」「１０の口数は、１２の口数で返せ」これがチンピラに通用する方法の筈。だが確信は無いロジックだ。