(まえがき)
自分への戒めとしてこんなことを書いてみました。

(本 文)
説得とは、言葉によって、相手の考え方や行動を変えさせようとする行為。
むやみに自説を押しつけるだけでは、相手の心に響かない。

説得では、段階を踏んだコミュニケーションが必要で、まず、説得内容に注意してもらい(注意)、次に正しく理解してもらう(理解)。
相手が内容を吟味し、納得すれば、説得を受け入れて言動を改める(受容)。

相手の注意をひくには、話の内容がよく整理されて、わかりやすいことが欠かせない。
話を真剣に聞いてもらうには、説得する人が、相手から信頼されていたり、好感を持たれていたりすることが必要。
最も大切なことは、説得する人の真摯な姿勢が伝わることだ。

〈信憑性のある人には説得されやすい〉
(専門性)相手が説得する人に対して、話の内容への専門的な知識があると思うほど、説得されやすい。
(信頼性)相手が説得する人に対して、その話す内容が誠実なものであると思うほど、説得されやすい。

〈一面提示と両面提示〉
一面提示とは、物事のよい面だけを伝える方法。
両面提示とは、よい面も悪い面も伝える方法。
相手との考え方が対立的なら、マイナス面もきちんと伝えたほうが、信頼される。

〈恐怖アピール〉
まず相手の恐怖をあおり、その対処を伝える。
恐怖感が強いほど説得効果は高い。
ただし、強すぎる恐怖アピールは逆効果になる。

〈反発に注意〉
説得がおしつけがましいと、相手は反発する。
自分の自由や意思を侵されていると感じるのだ(心理的リアクタンス)。
説得内容と反対の行動を積極的にとることもある。

〈スリーパー効果〉
説得したその場ではなく、時間が経過するうちに、説得の効果が表れることがある。
当初、説得する人の信憑性の低さから、その説得内容も低くとらえてしまったものの、時間とともにそのマイナス印象が薄れ、説得内容が見直されるためとされる。
説得が行きづまったら、無理押しせず、相手の出方を待つのも手だ。

(あとがき)
読んでいただいただけでも幸いです。