日曜日は長男を連れてプレーデート。

シンガポール博物館で子供向けの展示をやっているとの事で、いつものお友達と。

日中屋外は死ぬほど暑いので、プレイデートはこういう室内遊びがおも。

 

 

 

 

 

おもちゃの昔から現在の変遷を展示したり、ちょっとしたパズルの様なものがあったりと小1時間を過ごした後、この博物館の常設展へ。

シンガポールの歴史だ。

 

1942年から1945年終戦まで日本軍はシンガポールを占領下においた。当時のシンガポール約80万人のうち5万人が犠牲になったとも言われている。

それがどの様な状況であったかは、犠牲者の数を見れば想像に難くない。


ここではその歴史が事細かに説明がされており、私達の遠く無い先祖の行いが思い返される。

私達日本人も戦争で多くを失ったけれど、同時に多くを奪っている。

ここで生活して10年以上がたつが、これまで反日感情を向けられた経験はなく、寧ろ温かく迎えられることが多い。

然し、そんな周囲のシンガポール人の大切な家族や友人、平和な生活を私たち日本人が奪ってしまった歴史がつい数十年前にあるということを決して忘れてはいけない。

1945年の終戦は日本にとっては原爆投下、そして敗戦の年だけれど、シンガポールにとっては日本の侵略という地獄の日々が終わった年。

 

戦争とはそもそも何か、なぜ戦争が起こってしまうのか、戦争が起きるとどうなるのか、シンガポールと日本の間では実際に何が起こったのか、家族で話し合った日曜の夜でした。

 

9歳の彼らにどれほど伝わっただろうか。