こんにちは。
生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。
当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。
ぜひともよろしくお願いします。
今回は、2022年2月5日(土)に大丸梅田店、michikake内で行われた
「災害ボランティアとして 女性の在り方について考える」
イベントについて書かせていただきます。
講習の様子はこちらから動画で見られます。
https://www.instagram.com/tv/CZlmYW3l94P/?utm_medium=copy_link
michikakeさんのイベントで防災についてって、ちょっと意外だなと思って参加してみました。
講師は大阪市北区社会福祉協議会の軸丸政代(じくまる・まさよ)氏。
子育て支援施設の「あおぞら湯」から大住真喜紅(おおすみ・まきこ)氏、笠井あゆみ氏。
わたしも失礼ながら「あおぞら湯」の存在を知らなかったんですが、「あおぞら湯」の方々もmichikakeさんやフェムテックについては関わるまであまり知らなかったとのこと。
ただ、「知ることから始めるのが知識」だとおっしゃっていただいたことで少し安心しました。
まず、福祉について。
「福祉」というと人によっては遠い存在みたいに感じるかもしれませんが、軸丸さんは
「ふだんの くらしの しあわせ」を「ふくし」として考えているとのこと。
日常を日常として暮らせるために「福祉」が存在しているのだと解釈しました。
関西で災害といえば、1995年の阪神淡路大震災を避けて語れません。
大阪出身のわたしですが、当時は東京に住んでいて直接阪神淡路大震災を体験しておりません。
しかし、家族や親類知人など多くの人が被災しました。その時はなかなか電話が通じなかったり情報が届かなかったりで不安になりました。
その1995年が「ボランティア元年」だとのことです。
関西で災害というものが最も大きくクローズアップされた頃です。
その後の大規模災害も、阪神淡路大震災で得られた知識をアップデートしたものが多く残ります。
学生くらいの若い女性が大量に生理用品を持って行ったことで、被災者がとても感謝していたとか。
女性ならではのボランティア活動、女性ならではの被災者としての防犯意識なども語ってました。
被災したばかりの頃は力仕事などが出来る若い男性ボランティアが注目されがちですが、力仕事ができなくても子どもたちと遊んだり勉強したりするなども必要な支援です。
そして精神的支援が早く行われると、復興も早くなるそうです。
能力の性差ってのはわたしは大して信じてはいないんですが、女性が中心となっている被災場所では食事や洗濯などの衣食住の当番などが回りやすくスムーズに行くそうです。
しかし、それによって当番の女性たちの負担が増えることでボランティア同士や被災者の負担の男女比ができてトラブルが起きることも。
あと、プライバシーが守られない被災所では、女性が一人で避難しているところに見知らぬ男性が入ってきて性被害などに遭うという事件も少なくないそうです。
加害者はもちろん悪いですが、周囲の女性が「若いからしょうがないね」と見て見ぬふりをするといった二次被害が起きることで余計に傷つくことも。
そんな時は女性の「やめて」という声を聞いたら手をとって走って逃げるだけで、被害は減ります。
加害者の屁理屈として、「女に見えるのが悪い」「スカート履いていると誘ってると思った」とかあってふざけるなとか思いますが、防犯意識として避難所では髪を束ねるとかズボンを履くといった方法が必要だそうです。
あと、トイレは男女別にして女性トイレに男性が行かないようにする、授乳室や更衣室は入口に女性(いわゆるオバチャンが良いそうです)が座っているだけで被害がグッと減るとのこと。
車中避難・自宅避難する人は外部の避難所にいる人に比べて、配給の食料や衣類・消耗品などを得られる情報が少ない、孤独化しやすいというのもありました。
逆に手薄ということで知らない人を入れてトラブルになるということもあるそうです。
災害時でもトップが男性だったりすると、女性特有のトラブルに気がつかな買ったり支援が行かないこともあります。
そのために女性がリーダーシップを取れる社会環境づくりも必要だそうです。
少なくとも男女それぞれリーダーが一人ずついるのがいいのだそう。
「受援力」という言葉を初めて知りましたが、「助けて」と言える力が災害時には大事なのだそうです。
こうやってボランティアなどに伝える力があることで、自分だけでなく他の人も助かります。
そしてしんどい自分を認めて疲弊しないように共助する。
そうしないと疲れ切ってしまいます。
今回、「大阪北区ジシン本」というのを頂きました。
約250ページほどの防災のための本で、避難所などの資料はあくまで「大阪市北区」中心(梅田・中津・天満・中之島など)の情報ですが、梅田にはよく行くし災害対策は日本全国や世界中共通することもあるので、大事にとっておこうと思います。
「大阪北区ジシン本」についてはこちらへ。
阪神淡路大震災も東日本大震災も直接経験していないわたしからすると、災害意識はまだまだ足りないことが多いと思いました。
災害が起こらないに越したことはありませんが、起こり得る災害に対する知識はあった方がいいと思います。
次回予告、ユースカフェ!(変更あるかもしれません)
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