今日の話は久しぶりの海外旅行中の

英語に関するエピソード






シーン1。



ロスの空港には

息子が迎えに来てくれました。



パーキングのビルでエレベーターに乗ると

私たちの後に続いて、おばさまおじさま3人連れが乗ってきました。



息子のTシャツを見て



おばさま: そのTシャツ、良いわねー。

どこで買ったの?



息子: 日本ですよ。


おばさま: そうなの!うちの孫にいいと思ったのよね。


息子:なんちゃらかんちゃらあとわからず。




私、会話の内容はなんとなく察することはできるけれど

全部はわかりません。



ただその時、

息子、ちゃんと話せるようになったのね。

と、


数分間の短いやり取りを聞いただけなのに

安堵感が胸いっぱいに広がりました。



たったこれだけの会話で?と思われるかもしれませんね。



でも、この半年以上

息子は一体何をしているのか、と

私、あれやこれや気を揉んでいたのです。



だからこの時のほっとした気持ち。

なんとも言えません。





この日入ったUrth cafe

人気店らしく、賑わってました。

次の日も近くを朝晩通ったけど、外でも待っている人が。



あとで明細を見てコスパの良さに納得したお店。







シーン2。


その日の夜

レストランで娘と食事をしていました。







食事中、

私の横を通り過ぎようとしていた女性が

私に向かって何か言っています。



なんのことやら?

連れの男性に向かって言ってるのかしら?



そのまま彼女は通り過ぎました。



その時娘から言われたのです。



「今の人、ママのこと

『あなたのルックス素敵ね』って褒めてくれたんだよ。


ありがとうくらい言えば良かったのに。」




そんなあ。

わからないもの…



そもそも、こんなふうに

知らない人と褒め合う文化って

経験がない。。。



ふと気づきました。



なるほど!

こうしてストーリーが生まれるのね!






ほら、

アメリカ映画って

駅とか書店とかお葬式とかの

何気ない偶然の出会いで



それまで縁もゆかりもなかった人たちが

言葉を交わして

そこからドラマが発展していくパターンって

結構あるじゃないですか?



最初のきっかけは

どちらかが席を間違えて、とかであっても

「その服素敵ですね」とか

「ここよく利用されるんですか?」

とか。



ありますよね!




そういう場面でとっさに言葉が出てくるのって

小さい頃から自然と身についていくのか、

意識して身につけるのか、

教育の成果なのか?




誰かに会ったときには

「ハーイ!君のヘアスタイルいいね!」くらいのことがサッと口から出るようにと、

家庭で伝えるのでしょうか?



今度アメリカでの子育てが長い友人に聞いてみよう。



というわけで

英語が会話が成り立つくらい話せたら良かったな、と思うのと同時に

コミュニケーションを積極的に取る“

その大事さについて思いを馳せたのでした。



どちらかというと

対人関係、引いてしまいがちな私だけど



日本語であっても、英語であっても

会話力を上げることで

これからの人生、もっと楽しんで行こう!







この日、

ほんとは息子も一緒に食べるはずだったのに

彼は駐車場待ちの長い待ち時間に諦めて

空腹のまま帰ってしまいました。

恐るべし、車社会。



息子は私が持って行ったカップ焼きそばを食べて寝たって。

気の毒に。。。









次の日の夜。



サンタモニカのイタリアンレストラン

La vecchia cucina”で

息子と、息子のガールフレンドと4人で食事しました。

彼女は日本語での挨拶を練習してくれていて

初対面が一気に和みました。



トマトがこぼれるほどのったブルスケッタが美味しかった!


このお店は温かみのある雰囲気も良かったし、

パスタも他の料理も、「ぜひもう一度食べたい!」と思った素敵な場所です。




私は3人の英語での会話をほぼ聞いているだけだったけど

それでもう、充分満たされた夜。



もちろん、もっと会話に参加できたら良かったな、というのはあるけれど



大人になった子どもたちの様子を

かいま見ることができるって

こんなにも嬉しいことなんですね。



自分が英語を勉強するのが割と好きで

一生懸命やっていた時があったのに

「もういいか、」ってやめてしまって。



だから

今回刺激を受けて

じゃあまた頑張ろうと思っているか、

というと、これがそうでもないのです。



それはあきらめ、とか、気力の問題とか

ひと口にはまとめられなく、


今、そんなぬるい自分になっているんだな、と

遠くから眺めるような気持ちでいます。





あと半年で60代。

自分のやりたかったこと、

やり残していること。



ゆっくり考える夏です。









読んでくださってありがとうごさいました。

ではまたラブラブ