ねこと育児とレゲエと着物
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

子どもの前で泣く

久しぶりの更新は、ほぼ独り言…

むすこ3歳3ヶ月

むすこの前で号泣してしまった話。

今日は仕事で、悔しくて空しくて腹が立って、どうしようもなかった。
自宅に戻っても、完全に頭が切り替わらなくて、イライラモヤモヤ。
帰宅後もふとした瞬間に仕事のことを考えてしまう。
どうすれば現状を打破できるか。
いま自分は何をすべきか。
あーでもない、こーでもないと頭の中で打開案を組み立てては壊し、また組み立てて…。

残業で、帰宅時間は20時過ぎ。
夫とバトンタッチで、むすこと私、いつも夜は2人。
洗濯して、洗い物して、軽く掃除して、お風呂に入るのは22時前になってしまうこともしばしば。

これではいけないと思い、いつもやや焦りながらお風呂にむすこを誘う。
でもいつも
「いまあそんでるから」
「○○してからにするー」
となんやかんやと理由をつくってすぐに入ってくれない。
むすことしては、やっと帰って来たお母さんと遊びたいんだと思う。いっぱいくっついて、いっぱい喋って、いっぱい笑いたいんだと思う。

わかる
それはわかってる

だから、いつも同じ様に、
たくさんお話を聞いて、どうにかこうにか説得して、お風呂に一緒に入っている。

でも今日は、
スマホでしまじろうの動画に夢中になって、いくら呼びかけても話しかけても生返事しかしなくなったむすこを置いて、
先にお風呂に入ることにした。
これ以上真正面から関わると、ダメだ。今日は余裕がない。

だいぶ時間が経って、やっとむすこがやってきた。
さっそく頭からお湯をザブンすると

「おかあさん、おゆがあついー!!」

何故か、その一言にカチンときてしまった。

「さっきおかあさんのお話、聞いてくれなかったんだから
 おかあさんも○○のお話、聞かない!」

怒鳴ってしまった。
私の声にびっくりした表情で、哀しそうに下唇をつきだしてとたんに黙り込むむすこ。

次の言葉が続かない私。

黙々とシャンプー、淡々とアワアワ。
淡々と、いつも通り1から10まで数えた後に、いつも通りワンからテンまで数えて。

いつもは、ゲラゲラ笑いながら、お互いにチョケて笑かしあいながら入るお風呂。

この日は無言。
だけど、むすこはいつも通り、お風呂を上がる前にシャワーでアワアワを律儀に「やっつけて」いた。これはいつもむすこの仕事。

お風呂から出て、タオルで体を拭いたあと、黙ったまま裸で走ってリビングに行くむすこ。
まだイライラがおさまらない私も、無言。

ドライヤー、化粧水…  無言。

どこで何をしているのか、むすこの声も聞こえない。

…もう、今日は、ダメだ。
鏡にうつった自分の顔が死んでいる。
早く、寝よう…




「おかあさーーーーーーーん!できた!できたよーーーー!!!!できたから、みてーーーーー」

突然大声を出して、走ってくるむすこ。
ふと目をやると、

「おかあさんと○○(むすこの名前)かいたで」「おとうさんも」
「だからみてー!」

画用紙いっぱいに、最近描けるようになった人の顔が3つ並んでた。
いつのまにか、目と口だけじゃなく、髪の毛と鼻が描けるようになったことを、昨日すごいねって言ったばかり。
ゆがんだ丸の中に2つの黒い丸い目。いつも通り、顔から足が出ている、可愛い絵。

その絵を見て、涙がボロボロ出た。わんわん声を出して泣いた。

能面のような顔をして、無言のまま、自分に対して理不尽な怒りを向ける「おかあさん」に
なんでこんなに優しいのか。

裸のまま、小さい体で。
どうやったらおかあさんが喜ぶか、小さい頭で考えて、
その小さい手で引き出しを開けて、小さい手でクレヨンと画用紙を用意して、
色を選んで、クレヨンを握ったんだと思うと、泣けて泣けて仕方がなかった。

泣いていると、むすこが抱きついて来た。
むすこの目も真っ赤だった。でも口を結んで泣くのを我慢していた。
その顔を見て、また泣いた。

むすこはしばらく「んーーーー」と言いながら、ギューっと抱きしめてくれた。
私もむすこを抱きしめながら、それから、むすこの名前を呼んだ。

そしたら、それが合図だったみたいに、
堰を切ったように、突然声を上げて、
むすこも泣き始めた。

心から愛おしいと思った。心から、ごめんねと思った。

しばらく2人で泣いていたんだけど、むすこがふと顔を見上げ、真っ赤な目で
「なんかな、おかあさんの目にな、なみだがある」
「でもな、だからな、だからな、」

「…もう、おわり!」

そう言って、突然ケロっとしておもちゃで遊び始めた。

そっか。もうおわりやな。

そうやって、むすこはいつも気持ちを切り替えてるんだ。
いつまでも、ズルズル考えてイライラして、
気持ちの切り替えが出来ない、未熟なのは私の方だ。

ベッドで一緒に寝んねしていると、
「おかあさんな、わらったのもいいで」と言って、寝た。

なんなんやろ、もう、完璧。完敗。乾杯。


何か、客観的に読み返したらよくある話なのかも知れないけど、
まさか自分にこんな日がくるとは。

母になった。というか、母にさせてもらっている。
ありがとう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>