◆月☆日


15かいは、すっごくせまいトコだったよ。

かいだんを下りたら、すぐにもう次のかいだんってかんじだった。

かいだんの前には、見たことないかんじの子がいた。

たしか14かいでも会って、「先に行っちゃダメ!」って言ってた子。

こんどもおこって、おっきなエイ(なんか平べったいの。リリィちゃんがエイって言ってた)を呼んでにげちゃった。


おっきなエイさんは、お口から冷たいのをプープーしてくるんだけどね。

プリムラちゃんのムチでお口をふさがれちゃって、もごもごしてるうちにやっつけちゃった。

ラクショーってかんじだったよ。


16かいは、なんだか急にカラカラしてたよ。

上のかいがお水いっぱいだったから、すいとっちゃったのかなぁ?

また「じゅかいじじく」がすぐにあったから、今日は町にもどりました!


こんどは、すごくのどがかわきそうな所だから、お水をもって行かなきゃね!


☆今日の詩☆


空とぶエイさん 口ぶえで来るよ

空とぶエイさん ホントはのりもの

空とぶエイさん いっかにいちだい?


空とぶエイさん 口からピュー

空とぶエイさん あつい日にもすずしいよ

空とぶエイさん おうちにいっぴき?


空からピューピュー やっつけろ!

モミ「あっ!見て見て!なんかおっきなお花だよ~!」

リリ「ほぉ、これはすごいな・・・。上に乗れそうな大きさだ・・・。」

アイ「あちこちに咲いてるね~。綺麗~。」

プリ「ねぇ、ちょっとリリィ。あんた乗ってみなさいよ。」

リリ「いや、乗れるわけ無いだろう・・・。鎧着てるし、沈んだら死ぬぞ。」

モミ「じゃあ、モミジがのる~!とぉっ!」

リリ「あっ!こら!危ないっ!」

アイ「すごい・・・。ホントに乗れてる・・・。わ、私も乗ってみようかな・・・。」

プリ「まさかホントに乗れるなんて・・・。私も乗ってみようかしら・・・。」

モミ「わーい!すごいすご~い!なんかこれ、動くよ~!」

アン「ちょっと楽しいかも・・・。」

プリ「ほら、リリィも乗りなさいよ!あ、でも、太っちょリリィじゃ沈むかしら?」

リリ「太ってなどいない!わ、私だって乗れるからな!見てろ!」


プリ「あははは!今にも沈みそうだったわよねぇ!あ~、おっかし~!」

アイ「リリィさん、元気出してください・・・。大丈夫ですよ、沈んでなかったですよ?」

リリ「あぁ・・・あれだよ・・・鎧がな・・・?」

モミ「リリィちゃんは一番おっきいしね~。だいじょうぶだいじょうぶ~。」

アン「アイリスさんとモミジさんが二人で乗っても、少しも沈みませんでした。」

リリ「うっ・・・。」

プリ「あはははは、もうダメ、苦しい~!」

リリ「もういい!花は終わりだ!この階は全部見ただろう!15階に行くぞ!ほら、早く!」

モミ「は~い!またお花乗りに来ようね~!」

プリ「そうね~、ダイエットの効果を確かめられるしね~。」

リリ「うるさいぞ!もっと慎重にだな・・・!」


重い鎧に重い盾の重装備に加え、パーティの荷物をすべて引き受けているから重いわけだが、鎧だけのせいだと思っているので一向に疑惑が解消されないリリィであった。

◆月▲日


あの12階の蟻って、あの女王蟻が全部産んだのよね、きっと。

想像したら吐き気がしちゃったわ。

女王蟻は意外とあっけなかったわね。

私達も強くなったものだわ。

面と向かっては絶対に言ってやらないけど、仲間のおかげね。

私達もきちんと役割に沿った連携も取れるようになったし、大抵の敵はもう大丈夫そう。

油断しちゃいけないとは思うけど。

多少自信を持ったっていいわよね?


13階は澄んだ水の流れる綺麗なところね。

頑張ったら飛び越せないかと思ったんだけど、水の中に何がいるかもわからないしね。

地道に道を通って地図を埋めたわ。

途中で、なんだか変な人影みたいのを見つけたけど、疲れてたし追うのは止めちゃった。

もしかして、あれがミッションで言ってたやつだったらマズイわよね・・・。

もう一度行っても全然見ないから、このままじゃミッション完了出来なくなっちゃうじゃない。

まぁ、それ以外は13階はすんなりと終わったわ。

妙に狭かった気はするけど、先へ進む階段も見つけたし次は14階。

なんだかペースが早い気がするけど、これはあれよね。

リリィがダイエットに歩き回ろうと必死なせいね。

付き合わされるこっちの身にもなって欲しいもんだわ。

◆月●日


長い休養期間も終わり、とうとう先へ進むことになった。

アンズは無事にブシドーという職に就いた。

切れ味の鋭そうなカタナという武器が頼もしい。


11階の地図を書き終わり12階の地図もある程度書いたのだが、どうもおかしい。

不自然に空白があるのだ。

何度か地図を見比べていると横から覗いていたモミジが、ちょうど落とし穴の下辺りが空白の部分に繋がることに気付いた。

兵隊蟻の守る落とし穴を注意深く降りてみると、確かにそこは先へと進む場所だったようだ。

穴に引っかかったのは太ったからじゃない、鎧がでかかったのだ。

いや、日記に書くことでも無いか・・・。


倒しても倒しても湧き出てくる蟻の大群を押し退け、先へ先へと進む。

もう体力も限界が近付いて来た時に、とうとう発見した。

巣穴の中心部だ。

そこには女王蟻と思しき、巨大な蟻がいた。

奴の先に見えるのは、下への階段。

先へ行くには倒すしかない!


しかし、私達はこの巣穴への近道を見つけ、一度戻ることにしたのだった。

逃げた訳ではない、万全の態勢で挑まなければならない相手だと判断したのだ。

四方からも別の蟻の気配がしていた。

女王を守る蟻だろう。

次に倒すべき相手を確認し、今日の探索を終えた。

明日は、女王蟻戦だ。

なるほど。

武士道には、居合いと言う技があって・・・。

これは神速のツッコミに応用出来そう・・・。

プリムラさんかリリィさんのボケに最高速のツッコミを入れる私・・・。

いや、私のキャラじゃないですね、私はツッコミはやらない・・・。

しかし、是非とも覚えたいスキルですね・・・。

覚えておきましょう・・・。

あぁ、私がこうして勉強してる間にもきっと世の中にはおもしろいことが・・・。

世の中とは言わず、仲間内ですら色々ありそう・・・。

あぁ、思考が横道に逸れてしまう・・・。

今夜はこれくらいにして、眠ろうか・・・。


なんだか大声と笑い声・・・?

何かあったのだろうか・・・。

行ってみようかな・・・声のした場所からすると、台所・・・?

笑い声はプリムラさんみたいだった・・・。

これは期待できる!


よし、今日の勉強は終わり!



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以上、アンズの勉強中の心の中の独り言。