今日はすっとで、一段と寒~くなってきました
慌てて、ストーブのホースを6m買ってきて、
部屋の外(玄関のストレージへと・・・)移そうと思ったら、
まだ、1/4くらい残っていて、旦那ちゃんに、
「これじゃ、移せないじゃん」と言われ
ま、まだ入ってたんだ・・・
でも、灯油がないのは不安極まりないので、
2つだけ、とりあえず、買ってきました
後は、移動したら、おっちゃん、呼ぶことにします
さてさて、今日、DVD返さないといけなかったので、
(いつものコトなんですケド・・・・)
見たのが、「ゼロの焦点」
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コレ、以前、山田洋次監督でやってるの、あるんですね~
知らなかったです
去年、「松本清張生誕100年記念」で、話題になった作品
もともと、ミステリーに興味はあまりないので、
原作は読んでませんでしたが、「松本清張」の
テレビシリーズは、米倉涼子の「黒皮の手帳」とか
たけしのやった「点と線」、仲居クンの「砂の器」とかは
見ていました
この「ゼロの焦点」も、面白かったデス
舞台は昭和30年代と、古いのですが、その当時の
状況がよくわかる作品になっています
現代でよく、こんなロケ地見つけたな~という感じです
監督も犬堂一心、というトコロにちょっと惹かれました
犬堂監督といえば、映像が美しいというトコロに
定評がありますよね・・・
「砂の~」や「点と線」とかと違うのが、この作品が
女性の視点で描かれているというコト
「黒皮~」と違うのは、(そう違わないのかもですが)
むしろ、「ゼロの焦点」の延長に「黒皮」が
あるのかもしれないですね
ここで重要なテーマになっているのが、
「女性の地位」問題・・・・
1960年代にウーマンリブと言われる女性の地位が確立
したとしたら、それ以前の出来事、つまり戦後、10数年の
お話なわけで、この時代、女性はとても苦労していた・・・
(これ以前は、人権など無いに等しいですよね)
テーマは「アメリカ人を相手にしていた女性達」の
お話です
(作品の中では、ずばり、その言葉を使っていますが・・・)
私の好きな作家に”有吉佐和子”があるのですが、
私は彼女の「非色」という作品が好きです
- 非色 (角川文庫)/有吉 佐和子
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彼女の作品も、当時の社会派といわれていて、これは、
この「ゼロの焦点」とテーマが似ています。
アメリカ人男性の子供を生んで、苦労するお話です
「ゼロの焦点」はアメリカ人男性を相手にしていた女性が
自分の過去を必死に隠そうとして、罪を犯すという作品です
松本清張の一環したポリシーに「どんな犯罪にも必ず理由がある」
というのが彼の主張だったので、有吉佐和子とはかなり
違うと思うのですが、男性の立場で、しかもミステリーで
描いていたというのは、さすがとしか言いようが
ありませんね。未だに、テレビシリーズになるのも、
映画になるのも、うなずけるな~と言った感じです
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世の中の矛盾をどうやって埋めたらよいのか・・・
こんなコトは、やっぱり、偽善なんでしょうね。
有吉佐和子とは違った視点で考えさせられる作品でした
特に興味深かったのは、
3人の女性達のそれぞれの人生
一人は大学を出て、普通に結婚・・・
一人は、大学在籍をあきらめ、自分の身を落とさなければ
ならなかった女性・・・
一人は字すら、読めなかった女性
戦争が悪かったと言ってしまえば、終わりなのですが、
今、私達がなに不自由なく、生活できる時代だというのは
本当に感謝しなければならないのだと、改めて
感じました・・・・
長々と書いてしまいましたが、
コレ、おススメです
ぜひ、女性に見て、考えてもらいたい作品です
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明日もステキな一日でありますように
みなさまも楽しい日曜日をお過ごしくださいね