随分前に、ヒートコットンケットについて書きました。
その時はまた、そのうち感想などを書くと言っておきながら、今に至るわけですが…
書く時がおのずとやってきましたよ
夫はやせ型で、筋肉がとても少なく…。
10年前、職場に突然かかってきた電話で、当時彼が単身赴任していた長野まで飛んでいくことになったことがあります。
原因は夫の腰…。
腰部脊柱管狭窄症というもので、背骨の骨と骨の間の神経が圧迫されて発症するもの。
ぎっくり腰とはちょっと違うのですが、そんな感じ。
レントゲンで見ると、おお!ここか!という痛みの起こっているところがドンピシャで見えます。
あの時は、トイレにも行けない、寝返りも打てないという状態になりました。
寝返りも打てないので、私が夜中に何度か体の方向を変え、自分で動けるようになるまで看病をしたあと、私は東京の仕事に戻ったことがあります。
夫君は、それ以来用心に用心を重ねて腰を守ってきたのですが。
仕事で寒い日に外で長時間歩かねばならないことがあった日から違和感が強くなり、とうとう激痛復活
整形外科には悲しいかな、この先生いいね!という経験がない私たちは、ともかくも動けないのだし、東京でいつもお世話になっている整体師の先生に流行りのリモートで指示していただいて。
丹田のあたりにカイロ、4か所にお灸、腰に湿布、芍薬甘草湯を飲みながら過ごしていました。
夫のお布団(いびきがすごいので別の部屋に寝ているのですが)を、私の寝室から見えるリビングに敷いて……おや
なんだ!この真綿のように重い布団は
私も腕に力が入らなくなってて、重いものを運ぶのは不得意になっていると言っても、重すぎる。
だって彼の布団は羽毛布団。なのに持ち上がらない
理由はダブル毛布。
彼は倹約家と言えば聞こえがいいのですが、暖房をケチって、寝る時ダブル重ねの重い重い毛布を掛けて寝ていました。
干すこともしないので、湿気を含んで重さが増していったのか?
それが彼の筋肉のない体に負担をかけ、腰を支えられなくなる一因を作っていたようで。
これはこの布団を何とかしなくては、また腰をやっちゃうよ
ていうか寝ながら筋トレかよ
というわけで、私が使っている通販生活で買ったヒートコットンケットをその夜は譲って眠らせました。
まとわりつく(だから隙間が出来なくてコットンだけど暖かいの!)、何か変な感じ~と不満を言ってましたが、背に腹は代えられぬ。
背骨を腹筋で支えなかった君が悪い。
夫君には、私はこの色が嫌いで、色違いの毛布が欲しいから、これ使ってくれると嬉しいななどと騙し、ちょっと種類は異なるのですが、ロマンス小杉の 「ウォームサポート ふかふかケット」のラベンダー色を購入。
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/futon/item/6sa-3533-2010-7/
重さがヒートコットンケットは700gに対して、 ウォームサポートふかふかケットは1㎏。
体が痛い時はこの300gも辛いかもしれないけれど、どう違うのかも知りたかったので。
どちらもロマンス小杉さんが作っていますね。
お値段は数百円だけど、ふかふかケットのほうが高いです。
Yahoo!ショッピングで色々クーポンを使い、ヒートコットンケットと同じくらいの価格に。
夜に頼んだのですが、翌日着いてびっくり。
私は寒くない!と言っていたものの、本当は寒かったので、すぐに届けてくれて助かりました。
ヒートコットンケットとの違い
まず、肌触り。これは断然、ふかふかケットのほうがその名の通りふかふかで柔らかくて気持ちいいです。
あと、暖かさ。ウォームサポートというだけあって、吸湿発熱する素材。私はlこの手は苦手です。ユニクロの肌着で嫌になってしまいました。
でもこの毛布は肌に触れるところがコットンなので、吸湿が優れているのか気持ち悪さはない。
ただ、朝方には汗を吸って暖かすぎるくらいになります。ヒートコットンケットのほうがこの点は良い。
そしてやっぱり300gと言えども重みは感じます。
そして一番の違いは体へフィット感。
これはやはり、ヒートコットンケット、素晴らしい。
何せ、猫が潜り込もうとしても、引っかかるので諦めちゃう(猫ちゃん行かないで~)くらいだったけれど、ふかふかの方は潜り込みたい、と思うみたいです。今も私の布団の中で猫が寝ています。
ふかふかなので、まとわりつかないからその分隙間風も入る。その点はマイナスなのかな。
夫君は初めてのヒートコットンケットのまとわりつきに戸惑いながらも、軽さと暖かさを段々認めるようになりました。
ヒートコットンケットが多色展開で、肌触りがもう少し改善してくれたら、ヒートコットンケットはもっと売れるかな、と思います。
重さに耐えられない病気の人たちには本当にいい毛布です。
今回、ふかふかケットの良いところはやはり色。
ラベンダー色を選んだのですが、寝る時、気持ちが上がる
(だって、ヒートコットンケット、ラクダ色なんだもの…)
それぞれ、一長一短はあります。
肌触りがいいのと色の幸福感はふかふかケットがいいなあ、と思います。
ただ、毛足もふかふか分長くなるので、その上にかけている布団が朝になるといなくなっていることしばしば。
この点は寝相にもよりますが、私にはマイナス点。
ここのところ、ストレスで痛みが強くなっていたところに、夫君の腰痛騒動。
夫君は4日目で通院出来るようになり、一週間でようやく普通の生活に近づいてきました。
整形外科は少し遠いけれど、一番評判が良くて、待ち時間がそんなにないところを選びました。良い先生で良かったです。
でも痛みのある人間が、痛みのある人間を看護することの大変さ。
朝、動かない体をフル稼働して、猫のゴハン、人間のゴハン、夫の介助、すべての家事、お風呂に入る力もなく一日が終わる。
痛くても寝ていることは出来ない。
病病介護、やばい…
夫が動けるようになった途端、疲れがどっと出て、痛みもどっと出ました。
そう遠くはない、老々介護のシミュレーションを出来たことは良いことだったように思います。
たくさんお金を貯めておかねば。
二人で倒れてしまわぬように。
誰かに「助けて」と言えるように。