厳しい暑さが続いていますが、皆様のエアコンの調子はいかがですか?

今回は、とある高級日本酒を販売しているお店から、エアコンではなく、セラー(冷蔵庫)が冷えないという相談を受け、伺いました。

家庭用冷蔵庫と違い巨大なセラーの為、熱交換器はエアコンと同じく室外機として建物外部に設置されますが、そこは建物が密集する繁華街の為、隣のビルとの狭間、高さは2階ほどの位置でした。

 

ロープでアクセス、原因を探ってみると・・・

 

熱交換のアルミフィンにフェルト生地のような埃が、ビッタリと貼り付いていました。

人間でいうと、真夏にセーターを着こんで苦しんでいるようなものです。

これが原因で熱交換の効率が落ちてしまい、セラーの温度が下がりにくくなっていたと思われます。

 

 

いざ作業開始 ‼

 

 

貼り付いている埃を剝がしていき、洗浄機にてフィンの隙間に詰まった埃を吹き飛ばしていきます。

ただし、注意が必要です。強力な高圧洗浄機を使用すると、噴射角度によっては、フィンが曲がってしまう可能性があります。また電気回路やマイコンは密閉されていますが、水が浸入し故障する恐れもあります。

エンジン式の高圧洗浄機、吐出圧力20~30MPaでは強すぎます。

電気式の業務用○○ヒャーが15MPa程度。一度どんなものかと手に当てたことがありますが、指の肉がえぐれました。

家庭用の電気洗浄機10MPa以下。我々プロからするとオモチャのようですが、とても良い具合です。また○○ヒャーさんは購買意欲をそそるオプションがたくさんあります。

 

室外機は大半が壁際に設置されています。狭くて腕やガンが入らない裏側の洗浄はどうするのか?

 

こんな素晴らしいオプションが販売されていました。オモチャなんて言って申し訳ございません!

これでフィンの目詰まり解消。奥まで洗浄完了です。

かくしてセラーは息を吹き返し、この蒸し暑い夏の夜に、美味しい冷酒が提供されたことでしょう。

 

室外機の洗浄、点検も当組合にご相談ください。

 

(投稿者:Y.W)

東京外装メンテナンス協同組合

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